激震!ホンダF1撤退の真相とレッドブルに与えた衝撃
レッドブルの頭を悩ませているのは、PUだけではない。マックス・フェルスタッペン(23、オランダ)の去就だ。レッドブルはフェルスタッペンと2023年まで契約を締結しているが、契約にはさまざまな条件が付随されている。チャンピオンを獲得するために必要だったホンダPUを失ったことで、フェルスタッペン側が契約を解除できる可能性は高い。 レッドブルとしては、ホンダだけでなく、未来のチャンピオン候補であるフェルスタッペンも失う可能性が出てきたという点、今回のホンダの決定は大きなインパクトがあったといっていいだろう。そして、もしこれらの理由によって、トップチームのレッドブルがその座から転げ落ちるような状況となれば、それはF1の勢力図の再編にもつながるという、さらに大きなインパクトをF1界に与えることとなる。 (文責・尾張正博/モータージャーナリスト)