「国葬に賛成だが、一定の基準作るべき」大阪・吉村知事会見7月20日(全文3)
明日の全体会の主な議題は
朝日新聞:朝日新聞の新谷です。明日、大阪維新の会の全体会が開かれると思います。そこでの主な議題や狙いを教えてください。 吉村:まず参議院選挙が終わりましたので、特に大阪維新の会のメンバーは大阪の選挙区の候補者である浅田議員、高木議員を応援して活動してきたということがありますので、そこについての総括をするということが1つ。もう1つは大阪市長選挙の候補者、候補予定者を大阪維新の会として決めるに当たって予備選挙を、予備選をするということはもうすでにお伝えをしているとおりですし、松井市長自身がその発信をされています。その予備選の準備委員会を立ち上げるということを明日の全体会議で決めたいと思っています。あくまで準備委員会なのでこれから準備するということになりますから、その立ち上げ、その2点だったと思います。 朝日新聞:ありがとうございます。 吉村:もう1点あったと思うんですけど、ちょっとすいません。そらで覚えてないです。 朝日新聞:代表選に関して、何か大阪維新の会で連絡したりとか。 吉村:日本維新の会の代表選? 日本維新の会の代表選に関しては、あらためて僕自身の考え方というのは、きっちり大阪維新の会のメンバーに伝えたいと。あ、そうです。3つ目がそれです。代表選に関して、大阪維新の会のメンバーに対して基本的な考え方を伝えたいと。維新の会の代表として伝えたいということです。
安倍元総理の国葬についてどう思うか
やはり、僕自身が代表選に出馬することはありませんけども、同じく同様に誰かの推薦人になるということもしません。これは選挙によって一般党員含めてみんなで決めると、選挙で決めると。ただ、選挙で決まった結果には従おうと。政治家っていうのは好き嫌いがあるんですけども。これまでと違って創業者が代表になるパターンじゃなくなりますから、より好き嫌いというのがある中で、ただ、選挙はしっかりやると。ただ、選挙があって、結果には従おうねということを大阪維新の会の代表としてメンバーに伝えたいと思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。もう1点別件で、安倍元総理の国葬についてお尋ねさせてください。昨日、松井代表が国葬自体には賛成のお考えをご説明してくださったあとに、今、立憲の泉代表が国会の閉会中審査を求めておられると思います。れいわや共産、社民が国葬には反対する中で。その閉会中審査には党として賛成、閉会中審査はしたほうがいいというお考えを述べられました。吉村副代表、日本維新の会の副代表としてのお考えをお願いします。 吉村:まず国葬については賛成です。安倍総理、この憲政史上で最長の期間、総理を務められた、それだけ国民の皆さんにも支持をされて、実績も残された総理です。また、海外のリーダーからの評価も非常に高い総理でもありました。私自身は国葬に賛成です。ただ、やはり一定の基準を作るべきだという考え方です。 じゃあ、どういった場合が国葬になって、どういった場合が国葬にならないのか、一定の基準というのを定める必要が僕はあると思っています。もちろん内閣に裁量があるのは当然です。裁量がある中で、ただまったくなんの基準もなく国葬か国葬じゃないかっていうのがそのとき決められるというのは、やはり僕は違うんだろうなというふうに思っています。 例えば元民主党系の総理に万一のことがあったときは、じゃあそれは国葬になるんですかと。そのときの政権と違う政党のときであっても国葬となるんですか、ならないんですかといえば、これは内閣、自民党の、いわゆる葬儀ではありませんので、自民党の葬儀はそれは自民党が自分たちの政治のお金で、自分たちが政治として判断するのはこれは当然、政治としての判断をすれば自由ということになりますが、内閣として判断するということは、これは行政として判断するということになりますので、そうなってくると、元民主党の総理だからとか、それは理由にならないはず。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見7月20日 全文4に続く