「国葬に賛成だが、一定の基準作るべき」大阪・吉村知事会見7月20日(全文3)
赤信号点灯の基準は従来通りか
毎日放送:毎日放送の【トミナガ 00:54:44】と申します。先ほど、今日の新規感染者数が過去最多で、まだまだ増えていくだろうという状況にあると。きのうのぶら下がりなどでは、知事は50%の病床使用率という一定の基準はあるんだけども、赤信号、警戒については、もしかしたら基準よりも早い段階で出す可能性もあるのはあるという話がありました。一方で今日のお話では、本部会議をすぐに開く予定はないとのお考えでしたけども、基本的にはやはり現在、感染拡大状況が続いていますが、対策本部会議であったり、赤信号っていうのは、この50%というバーを超えたらというお考えでしょうか。 吉村:このバーが基準になるという考え方です。そのバーから、ずいぶん手前からバーを飛び越えるということも考えてないですし、その基準に当たって、過ぎてるのに何もしないということをするつもりはありません。ただ、基準として定めている以上、やはりそこがまったく無関係になってしまうと基準として意味がなくなってきますので、その基準に当然、基本的には基準に達するというのが原則にはなると思いますが、その基準に達しなくてもその直前のような状況になったときには判断をするということもこれはあります。 ただ、ずいぶん前から判断するとなるとその基準の意味をなさないというふうに思っています。また併せて、やはりこのウイルスをどう向き合っていくのかというところで、もう行動制限はしないと国は言っているわけですから、その中でわれわれとしてもこのウイルスにどう向き合うのかということを、本質的なところっていうのをちゃんと考えながらですね。
行動制限の可能性も考えているのか
そしてこの基準っていうのを明確に定めている以上、ここの基準を1つの重要な、50%ということを客観的な数値として1つの赤信号をつける基準として定めているわけですから、それを目安にする。ただ、それに達しない状況でも当然判断することはあるけども、そのずいぶん前から判断するということはないということです。だからこの1日2日で何か本部会議を開きますかというとそうではないということになります。 もちろん先ほど申し上げたとおり、これは行動制限しないと言ってた国が態度を変えて、こういうふうにこのウイルスはこう向き合うんだってなって国に方針が変わるということであれば、それは当然大阪府の本部会議も開くということになると思いますが、そこが変わらないという状況の中で大阪府だけで独自にやりますかとなると、独自にやるのはやっぱり独自に定めた基準に達した場合、これが原則になると思ってます。 毎日放送:ありがとうございます。あと政府が行動制限をしないと宣言する一方で、きのう、後藤厚労大臣なども地域によって病床の逼迫度合いによっては行動制限の可能性もみたいなことを言及はされていますが、この点についていかがでしょうか。 吉村:それはもう明確に、どういう状況になったらっていうのが判断されてないので、もう僕自身がコメントはできないです。例えば今、皆さんの報道ベースで僕が聞いている情報によれば、沖縄県ではもう70%を超えた病床使用率になっているという状況の中で、じゃあ国として何かするのかというと何かそこについて触れているわけでもないので、ちょっと後藤大臣がどこ、何をもってそう言ってるか僕は分からないですから、ちょっとそのコメントはなかなかできないなと。結局、何か新しいことが出てきてるわけでは何もないので、ちょっとそこは厚労大臣のほうに詰めて聞いていただいたほうがいいと思います。 毎日放送:ありがとうございました。 司会:ご質問は。エルマガジンさん。