「国葬に賛成だが、一定の基準作るべき」大阪・吉村知事会見7月20日(全文3)
3年連続で若年層の自殺が多いことへの受け止めを
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。自殺予防啓発のことに関して質問なんですけれど、3年連続で若年層の自殺が多いということに対して、まず受け止めをお願いします。 吉村:とりわけ、この令和1年から2年にかけて自殺の数が増えています。若い方のお亡くなりになられる原因の一番が自殺になってますので、できるだけこの自殺の悲劇をなんとか少なくしたいという思いです。そのためにやはり困ったことがあれば相談をしてもらいたい、そう思います。また周りの人も気付いていただきたいと、そこが重要だと思ってます。なので、そういったものを、若い皆さんが使ってるTikTokとかYouTubeなんかも積極的に活用しながら、1人で悩まないでくださいと。相談する場所、頼りになる人が必ずいますから相談をしてくださいというメッセージを発信し続けたいと思います。 Lmaga.jp:令和2年が特に急増したと思うんですけど、コロナとの関連など何か思い当たることなどありますか。 吉村:ここは僕も確認したんですけれど、ちょっと専門的なさまざまな要因があって、正確に分析することはちょっと難しいということが今の医療部の判断です。医療部の判断というか、国においても全体的に傾向として若年層の自殺が増えていると。これ大阪だけじゃないんです。全国的な傾向なんです。もちろんコロナというのは要素として、コロナをきっかけにそこからというのもあると思いますし、有名な方がお亡くなりになったときに自殺が増えるというのもあったりもするということもあったりして、さまざまな要因があると。ただ分かっていることはやはり精神的に、どうしてもちょっとうつになったり落ち込んでというのが理由です。
女性が増えているのは明らか
じゃあ精神的に落ち込んだりうつになる理由っていうのはさまざまあるので、なかなかこれというのは分析難しいですけれども、やっぱり増えているところを見ると、コロナによって社会が不安定になったというのも1つは当然あるんだろうと思いますし、それ以外の要因、経済的な要因とか有名な方がお亡くなりになったりとか、さまざまな理由はどうもあるようですけども、これという、ストレートの原因というのは分かってないというのが現状です。 ただ、やはり自殺者数で見ると若い方が増えているということと、令和元年から2年にかけて増えてる、そして女性が増えてるということは、これはやっぱり明らかなので、そういった方向けの相談の窓口を広げていくと。そして1人で悩まないでくださいということをわれわれとしてもしっかりメッセージを発信していく。ここが重要だろうと思ってます。 司会:ほかに質問はよろしいでしょうか。それでは記者会見のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。マイクのほうを幹事社のほうにお返しいたします。 共同通信:幹事社、共同です。本日、政務について質問ある社の方、いらっしゃいますか。少しお待ちください。