J2京都新監督のチョウ氏は”パワハラ事件”からの出直しをどう誓ったか?
「仲間たちをリスペクトしながらサンガタウンで切磋琢磨し、戦った選手たちがチームを代表してこのスタジアムでプレーする循環を作るために、新しい選手たちに来てもらったと僕は認識している。昨シーズンからいる選手たちと新しい選手たちを融合させて、今年の京都サンガのサッカーは面白いよね、スタジアムへ行ってみようか、というサッカーを全員で作り上げていきたい」 横一線からの競争を強調した曹監督は、生まれ故郷のクラブを率いることに「そうしたノスタルジーで引き受けたわけではない」と語気をやや強めながら、あらためて未来を見すえた。 「京都という町にも、選手たちにも、そしてこのクラブにも非常に大きなポテンシャルがあると思っている。一瞬も息ができないぐらい、攻守が目まぐるしい展開に試合をもっていきたい。僕たちが目指す目標をあえてここで口にするよりも、日々の積み重ねこそが目標に近づけてくれると信じている」 今後は26日から沖縄県内でキャンプを開始。本格的な練習を介してチーム全体へ『HUNT3』を浸透させながら、昇格組のSC相模原のホームに乗り込む2月28日の明治安田生命J2リーグ開幕戦から、2010シーズンを最後に遠ざかっているJ1の舞台を目指す戦いへと突入していく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)