山際担当相が会見 13都県の「まん延防止」延長へ(全文)21道府県は来週判断
解除時に抗原キットはどこでも買えるのか
FACTA:FACTAの宮嶋です。自分は無症状だけど数日前に陽性になったというような人から連絡があったら、やっぱり検査キットがないと非常に困るんですね。これ、やっぱり去年の8月、10月ぐらいですかね、西村さんのところでやるんだって言ったけど、やっぱりここの差が、僕はここが一番大きいと思うんですけど、3月6日ぐらいに解除されるときには抗原キットがどこでも買えるようになってる、それぐらいの見通しはあるんでしょうか。それを伺いたいです。 山際:これは需要と供給の関係なので、どれほど需要がその辺りにあるかということでだいぶ変わるとは思います。供給の側は1日に80万回分確保するっていうことに向けて今、努力をしてる最中ですから。で、足元は約70万回分、1日に、確保するところまではきましたんで、まずはわれわれとしては供給サイドからいって、目標にしてる80万回っていうものを1日も早く達成できるようにするしかないと思うんですね。 これ、もう走りながら考えて、走りながら手を打つしかないので、それでもなお需要のほうが伸びるということであれば次の一手、さらに次の一手っていうこともどんどん考えてやっていかなきゃいけないことになりますんで、それはもちろん考えながら進んでおりますけれども、ひと月近く先の、3週間先のことを、残念ながら今の段階で見通せるほどの余裕はないということをご容赦いただければと思います。 司会:ほかにございますでしょうか。では、毎日新聞さん。
「まん延防止」をどう解除していくのか
毎日新聞:毎日新聞の花澤です。よろしくお願いします。先ほどの尾身さんの出口戦略の話なんですけれども、出口戦略ってイメージとしてはまん防をどういうふうに解除していくかということなのか、イメージがもしあれば教えてください。 山際:イメージというのは、まん延防止等重点措置からどうやってそれをなくしていくかっていうのも当然、出口戦略の1つだと思いますし、実は昨年の11月に全体像をお示しした中でレベル分類をお示ししました。レベル分類の考え方は、まったくのゼロということを、理論上はあり得ますけども、ゼロではなくてレベルの1の状況というものを維持していこうというのが私たちの現実的な在り方なのではないかというのが、専門家の先生方からご示唆いただいたことで、それに基づいてそういうレベルの1というものを作ってるわけですね。レベル1っていうのはなんですかと言われると、極めて低い感染者数、新規感染者数が極めて低いレベルで維持ができていて、そして私たちの社会経済活動というものをなんの制限もなくできるような状況を維持すること、これがレベル1の考え方です。 今、レベル2あるいはレベル3の入り口に入っているという自治体もあるわけですから、当然、レベル2からレベル1にどう移していくかっていうところが私は出口戦略として一番議論しておかなくてはいけないことだというふうに思っておりまして、まん延防止等重点措置から卒業するっていうことは、1つ、その一段階にはなるかと思うんですが、卒業したからといってレベル2からレベル1になるっていうことではないと思うんです。ですから、そのレベル1に移す、正常状態に移すというところをもって出口というふうに私たちは考えています。 司会:ほかにございますでしょうか。では。