山際担当相が会見 13都県の「まん延防止」延長へ(全文)21道府県は来週判断
実態と乖離している可能性をどう考えているのか
テレビ朝日:テレビ朝日の平本と申します。よろしくお願いいたします。検査データと感染の実態の乖離の可能性について伺いたいんですけれども、きのう、厚生労働省の専門家の会合のあとに脇田座長が会見で、検査状況や保健所業務が逼迫する中で、報告されているデータと実態に乖離がある可能性があるというふうに指摘をなさいました。こうした、実態と乖離している可能性について、大臣はどのようにお考えになるかお聞かせください。 山際:これ、実際に大阪辺りで相当、事後的に新規陽性者数が9,000人を超える方が乗せられるというようなことがありましたね。これは、そのときにも申し上げたんですが、何も各地方自治体がサボってるわけじゃないないわけですね。やはり現場は本当に必死になってやってるものですから、どうしても集計が追い付かないというようなことが起きてるんだというふうに思います。ですから、そういう意味では大阪に限らず、全国でそれぞれに現場でいろいろな、忙しい中でさまざまやってるわけですから、リアルタイムでデータというものがそろうことが100%できないというのはわれわれとしては承知をしております。 一方で、これも47都道府県それぞれの状況というものが、確からしい状況として、毎日毎日積み重なってまいります。それを全体として見れば、全体としての傾向というのは当然われわれとしては見られるわけですし、その全体としての傾向というものを見ながら、われわれとしてはさまざまなことを考えなくてはいけないというのも事実なので、そういう意味では、1つ1つが完全に正しいデータであるかどうかということは別にして、全体として物事を考えるときには、そういうことも踏まえた上で総合的に判断はできるものと考えています。 司会:ほかにございますか。NHKさん。
来週の見通しをどう見ているのか
NHK:NHKの関口です。先ほど大臣がお答えになった各県そろえて21道府県を一緒に判断することはないというお答えに関連してなんですけども、実際に21の自治体の中には先週今週比の値で1を切ってくる日も出てるようなところもあるんですが、実際に解除というところの来週の見通しというのは、大臣、どのようにみてらっしゃいますでしょうか。 山際:どうでしょうか。今のところまだ確定的なことを申し上げる状況にはないと思うんですけれど、先頭バッターは一番最初にまん延防止等重点措置になった3県ということになると思うんですね。そこは注意深く見ておかなくてはいけないと思いますので、それらの3県とは、それら以外ともきちんとコミュニケーションは取っておりますが、より出口をどうするかということについては、密に判断をするためのコミュニケーションを取らなくてはいけないと思っております。実際に取っております。 その辺りを見ながら、来週、それも判断することになると思うんですけれども、今の段階ではまだ確定したことが申し上げれる状況にはないと思います。 司会:ほかにございますでしょうか。では、FACTAさん。