大阪府・吉村知事が定例会見4月7日(全文1)バスケなど室内競技でもクラスター
学校に休校、部活自粛を求めるのか
朝日放送テレビ:すみません、ABCテレビの川口と申します。今の説明の中で、若者の、特に10代、20代の感染が変異株によって多くなっているということで、先ほどの対策本部会議では重症化もしやすくなっているのではないかという指摘もありましたが、学校現場への対策として、今後、休校であったり、あと部活関係での自粛を求めたり、そういったことはあるのでしょうか。 吉村:これ、本部会議でも議論して決定をしたところでもありますけれども、やはり学校の現場において、まずは給食とか、こういう飲食の場面については食べるときとしゃべるときというので、きちんと使い分けてマスクをしましょうというのをあらためて徹底するということが1つ。もう1つ、やっぱり感染リスクの高い場面については感染対策を徹底するということが1つ。 もう1つ、部活動については、室内における部活動ですね。感染リスクの高い活動、特に室内における活動であったり大きな発声が伴う行動であったり、そういった感染リスクの高い学校教育活動、部活動については感染対策を徹底するということを今決定いたしましたので、それを学校に通知しているということです。 特に3月中旬以降の部活動でいくと、室内のバスケットボールとかバレーボール等、特に室内競技で大きくクラスター例も報告をされています。やはり口の中にたくさんいます、ウイルスがいますので、室内の密封した状態の中で大声を出しながらスポーツをするというのは、これは飲食の場でも同様の趣旨ですけれども、感染が広がりやすく、また同様に、こういったバスケやバレーなんかでは複数例クラスターも発生しているという状況です。
感染リスクが高いところで徹底したいのか
ですので換気を徹底するということと、それからそういった活動については、感染率の高い活動については、もう実施をしないということの決定をいたしていますので、それを学校に通知いたしています。これ今後、学校において個別に判断をされていくということになると思います。そういった意味で感染リスクの高い活動については、もう実施をしないということで考えています。ただ、現時点で休校だとか、そこまでするということまでは至ってはいません。 朝日放送テレビ:去年、ちょうど1年前は入学式が中止になってっていうことで、授業もそのあと中止になりましたけども、それ、そこまでのことをしないというのは、感染リスクが高いところで徹底したいという、そういった考えでしょうか。 吉村:もちろん今、普段の生活の中でお1人お1人の感染対策の徹底をお願いしたいということと、学校の現場においても感染リスクの高い場面というのがやっぱりある程度見えていますから、先ほど申し上げた感染リスクの高い活動、部活動であったり、学校教育活動でもこういう大きな発声を伴うようなもの、それはもうやらないということの徹底をしていきたいと思います。 一方で、それはもう休校したらいいじゃないかという意見もあると思うんですけど、休校に伴うデメリット、つまり生徒の心身に与える影響だとか、そういったこともかなり多く報告もされています。単に学業の遅れだけじゃなくて、心身に対する極度の影響が出ているということもやっぱり報告もされているところなので、現時点においては、感染リスクの高い活動については実施をしないということを徹底するという判断をしています。 朝日放送テレビ:ありがとうございます。 司会:ほかに。