大阪府・吉村知事が定例会見4月7日(全文1)バスケなど室内競技でもクラスター
重症者は13日で60名増加
重症者と60歳以上の陽性者の推移です。重症者の数につきましても、この赤いグラフが重症者の数ですけれども、第3波のときは少しずつ少しずつ上がっていきました。1カ月でだいたい60名増加というのが、1カ月で約60名増加し、約3カ月で171名の増加となりましたが、今回の波については13日で60名増加しています。また、15日で80名増加しているという状況です。こちらは35日で80名ですけど、15日間で80名増加。つまり重症化は、今までどちらかというと感染が広がって、少し遅れて重症化が始めるというのが傾向でしたが、今回の、これは変異株が関与していると思いますが、感染拡大とそう時間を置くことなく重症者がぐっと増えるという状況です。ですので重症者も一気に増えてくるという状況が、この第4波の特徴といえます。 ですので、重症病床使用率が非常に逼迫をしています。この薄いブルーのラインが重症病床の運用数ということ。で、この実際の実線、縦線、棒グラフが重症者の数ですけども、このブルーのこの運用数と、この縦線のグラフの幅、これが余裕のある状態を示していますが、医療が逼迫してくるとこの幅が狭くなってきます。現在ですけども、3月の20日、15日、このぐらいまでは、中旬辺りまではずいぶん幅がありましたが、もう今は一気に重症者が増えていますから、このブルーの幅が非常に狭くなっていると。右肩上がりの状態。重症の病床運用率も86.1%。これは運用病床数、今日現在の運用病床の使用率ですけども、86%になっているという状況です。そして確保病床数でいくと66.5%です。今日かあしたには、もう70%に達すると見込まれます。
医療非常事態宣言を発出
中等症についても増えてきているという状況で、現在は実質運用率、中等症の病床の運用率は57%、そして確保病床に対しては48%です。これまでにないスピードで重症者が急増しているという状況です。受け入れ機関に対しまして重症224床の早期の運用と、それから確保病床を上回る臨時増床を本日の会議で決定したところです。実務的にはもうすでに始めていますが、あらためて正式決定をいたしました。お願いします。 医療非常事態宣言、これを本日発出をいたします。医療非常事態宣言を行います。大阪府民の皆さん、不要不急の外出の自粛を控えていただきますようお願いいたします。医療体制が非常に逼迫している状況です。1人でも感染者を減らすということが医療逼迫の回避につながりますので、お1人お1人の感染症対策、そして府民の皆さまの不要不急の外出の自粛をお願いいたします。これは先ほど申し上げたとおり。そして大阪府外への不要不急の外出の自粛についてもご協力をよろしくお願いします。はい、お願いします。 ここからはこれまでもお願いしている内容ですけれども、時短要請です。飲食店、喫茶店、バー、カラオケボックス、接待を伴う飲食店、居酒屋、まさに感染が、やはり飛沫感染が広がりやすい場面でもあります。そういった店舗については大阪市内は午後8時までの時短要請を、これは、まん延防止措置に基づいてお願いをしています。また、大阪市外につきましても9時までの時短要請にご協力をお願いいたします。そしてマスク会食の義務化、アクリル板設置の義務化、そしてCO2センサーの設置、この協力に、飛沫感染に強い飲食の場づくりにご協力をお願いいたします。 経済界へのお願いです。これも引き続きのお願いになりますが、テレワークの推進、これを引き続きお願いいたします。また、出勤が必要になる場合でもローテーション勤務、時差出勤、そういった策をよろしくお願いします。 大学等へのお願いです。非常に若い年代で今回の波というのは感染が広がっていますから、大学についてはぜひご協力をお願いいたします。部活動、課外活動、寮における感染防止策もそうですし、いろんな、今、新入生が入ってくるときですから、コンパ等の時期でありますけども、そういった飲み会については控えていただきたいと思います。