菅官房長官が会見 総裁選出馬を表明(全文2)アベノミクスをさらに前へ進めたい
ロシアとの交渉方針は踏襲するのか
北海道新聞:北海道新聞の石井です。よろしくお願いします。ロシアとの北方領土問題を含む平和条約交渉についてお伺いします。安倍総理は2018年11月の首脳会談で、平和条約締結後の二島引き渡しを明記した日ソ共同宣言を交渉の基礎に位置付けました。四島返還から二島返還を軸とした交渉に大きくかじを切ったわけですが、交渉は行き詰まっています。総理になられた場合、安倍政権の交渉方針を踏襲するお考えでしょうか。 菅:ロシアとの平和条約問題については次の世代に先送りせずに終止符を打つ、そうした決意で総理、取り組んできました。領土問題解決、平和条約締結をするとの方針に私自身も一緒になって取り組んできましたので、この方針については変わりありません。 司会:すいません、まだ後ろでもいらっしゃるんで、後ろの方に、スタッフの方、マイクを渡していただいてよろしいですか。渡りましたですか、マイク。どうぞ。
安全保障面も引き継ぐのか
インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:IWJ記者の【ツルエ 00:25:51】と申します。安倍政権の路線をお引き継ぎになると伺いましたけれども、安全保障面、すなわち安倍首相は敵基地攻撃能力の保有というものを強調されているようですが、その路線もお引き継ぎになられるということでしょうか。その場合、日本国民が危険にさらされるのではないかという不安も聞かれるようなんですが、それについてお考えをお聞かせください。 菅:今の問題については与党から提言書をいただいています。憲法の範囲内、専守防衛の範囲内においての提言書をいただいておるわけでありますけども、これから与党ともしっかり協議をしながらそこは進めていきたいというふうに思います。 司会:じゃあすいません、後ろのほうから取りあえずもう1人だけスタッフの方マイクお渡しいただいてよろしいですか。すいませんお願いします。
米国とどのような協力関係を築くのか
ジャパンタイムズ:すいません、ジャパンタイムズの【スギヤマ 00: 27:13】と申します。よろしくお願いします。安全保障に関係するのですが、安倍政権下ではやはり安倍総理自身がトランプ大統領と非常に親しい関係にあったわけですけども、安全保障の協力も含めて、今後アメリカと、菅さんが総理になられたときにはどういうような協力というか、協力をしていくのか、その点をお伺いします。 菅:まず、日米関係というのはわが国の外交のまさに基軸でもあります。ですから私自身も昨年、訪米をいたしまして、ペンス副大統領をはじめ関係者と会談をしてまいりました。まさに日米同盟を基軸としながら近隣諸国との関係をつくっていく、そうした今の日本の立ち位置ということは変えるべきじゃないというふうに思いますし、総理は先日のトランプ大統領との電話会談、私、日米の首脳の電話会談には全て同席をしております。 そういう中でまさにこの友情関係がいかに厚いかというものを感じることのできる、総理とトランプ大統領との会談でありました。ですから総理大臣とトランプ大統領の間のような信頼関係を築くというのは、これは極めて時間が掛かることだというふうには思いますけれども、ただトランプ大統領を支えている閣僚、そしてまた今、申し上げましたけれども副大統領、そうした関係者とは私もかなり昵懇に進めさせていただいている、このことも事実であります。 司会:では前のほうにいきますけども。マイクはどこにある? じゃあそこの列の一番奥に手あげてらっしゃる女性の方で。