大阪府・吉村知事が定例会見8月4日(全文2)選択の幅をこのワクチンで広げたい
大阪府の吉村洋文知事は4日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「アストラゼネカのワクチン35万回分の調整を行う」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月4日)」に対応しております。 【動画】「アストラゼネカのワクチン35万回分の調整を行う」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月4日) ◇ ◇
若者への接種普及が狙いか
読売新聞:読売新聞の太田です。妊婦の方の電話相談なんですけども、そこの、今回この電話相談の情報支援を強化する狙いとしては、やはり若い人のワクチンの接種の普及というのをさらに進めていきたいというものがあるということでしょうか。 吉村:妊婦の方にもぜひワクチン接種、受けていただきたいと思っています。ただ、ワクチン接種自体が、今若い世代で自由にできますかっていうと、そういう状況にはなってないので、われわれとしてはできるだけワクチンをしっかり供給をいただきたい。接種できる機会は、能力は高いわけですから。できるだけその場を広げていきたいと思っています。 ただその自治体にしても、府がやってる大規模接種会場にしても、国がやってる大規模接種会場にしても、予約を開放するとすぐ埋まるような状況ですから。そういった意味では自由に、ワクチン希望したいからすぐ受けれるかっていうと、現役世代については今はそういう状況ではないというところではありますが、自治体によっては妊婦さんのワクチン接種を優先するということも考えてるところもありますし、できるだけ妊婦さんには受ける機会があれば、ぜひワクチン接種を受けていただきたいというのももちろんあります。
タイミングに応じて何か対策を講じるのか
ただこれ、ワクチンだけの話ではなくて、やはり日頃の健康管理であったり感染予防対策、そこをしっかり取っていただきたい。というのも今回第5波は若い世代が非常に広がってますから、先ほど申し上げたとおり。20代、30代に限って言うと、もう第4波超えてますので、新規陽性者数でいくと。妊娠する世代ってだいたいその世代が多いですから。つまり妊娠する世代からするともう第4波と同じような状況になってるわけです。 ですので、できるだけ感染対策を取ってもらうとともに、いろんな情報をこういったところで知っていただいて、適切な行動を取っていただきたい。そしてそれは妊婦さんだけじゃなくて、妊婦さんの家族も特に取っていただきたいということで今回このご案内をさせていただいたということと、あとはその特設サイトをつくったということと、あとは電話相談を広げたと、そういうことです。だからワクチンだけじゃなくて、特に妊婦さんにかかりやすい状況になってるっていうことをお伝えしたいということです。そのための対応策としてこういう策も取ってますということです。 読売新聞:感染のほうが右肩上がりになってると思いますけども、その右肩上がりになっていく中で、先日の囲みの中でも知事は人流抑制策については、現段階では強化する予定はないというお話をされていましたけども、このまま急拡大が続いていく中で、どのタイミングで例えば人流抑制策を取りたいとか、何かタイミングに関して考えてることっていうのはありますでしょうか。 吉村:もう現時点としては、この緊急事態宣言のカードも切ってるわけですので、とにかく今は感染をできるだけ、最後のカードを切った中で感染増を抑えていくと。そして基本的対処方針に基づいて今、行動を取ってますので、その中で陽性者を減らす。そこに府民の皆さん、事業者の皆さんにも徹底した協力をお願いしていく、そういう基本的な考え方です。この数がどうなったか、どのぐらい増えたかによって、例えば事業者に対する要請をさらに強化するというのはちょっと現時点ではなかなか判断しづらいです。ここはある意味、今、東京、首都圏でこういう状況にもなってるという報道もされてる中で、そういったところについても検討されるのではないかというふうには思いますけれども。