大阪・吉村知事 アストラゼネカワクチン35万回分調整へ「新しい選択肢が増えたのはいいこと」
大阪府の吉村洋文知事は4日午後、大阪府庁で開かれた定例記者会見で、昨日、河野太郎行政改革担当大臣がアストラゼネカ製のワクチンを、緊急事態宣言地域に重点配分する方針を示した件について「大阪府としてアストラゼネカのワクチンについては手を挙げるという考え方です」と述べた。 【中継録画】「アストラゼネカのワクチン35万回分の調整を行う」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月4日)
大阪府の割り当ては35万回分
会見で吉村知事は、河野大臣と少し前からこの件についてやり取りしていたことを明かし「35万回分が大阪府への第1次段階として割り当てになっています」と話した。 今後については、国から4日夕方までに希望の数量についての回答を求められていることから、大阪府では府内各市町村に3日から意向調査を行っており、4日夕方までに回答を求めているという。
これについて吉村知事は「どうしても国の通知がタイトだから仕方がないわけですが、きょうの夕方までにやるとしています。調査して35万回を超えるようであれば調整したいと思っています」と答えた。 報道陣からは「ワクチンがなかなか確保できない中でアストラゼネカワクチンという選択肢が増えたが、これについてどう考えているのか」という質問があった。それに対し、吉村知事は「新しい選択肢が増えたのはいいことだと思っています」と述べた。
河野大臣に確認
また、河野大臣に「アストラゼネカワクチンが増えることによって、ファイザーやモデルナワクチンの供給が遅れることはないか」と確認し、大臣から「ありません」と返答をもらっていたことも明かしていた。
早い所は16日の週くらいには接種へ
吉村知事は今後のスケジュールとして「早いところはきょう(4日)の夕方までに回答いただければ、府としてはあす(5日)夕方までに国に回答するので、16日の週くらいにはアストラゼネカワクチンの接種が始まると思います」と述べていた。