「控訴しないのはあり得ない」名古屋市・河村市長が定例会見5月30日(全文2)
名古屋市の河村たかし市長は30日午前、定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年5月30日)」に対応しております。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年5月30日) ◇ ◇
端的に言いますと、とんでもない判決
河村:端的に言いますと、とんでもない判決で、本当に。もう事実誤認も甚だしいです。僕が恐れるのは、ああいうことを言いますと多くの方が、本当に自分らの税金でですよ。これちょうど3300万を230万で割ると15円になります。名古屋市、赤ちゃんから、全員15円ずつ強制徴収してですよ、税金で。で、天皇陛下の肖像画をバーナーで燃やして足で踏んづける、それを隠して、そういうものを出さないと言っといて出すということ。それから日本国も抗議している慰安婦像の問題。強制連行なんて日本はしておりません。そういう展示。 それから日本兵士が亡くなったのを「idiot JAPONICA」と、間抜けな日本人だという展示を名古屋市・愛知県主催で、皆さんお1人お1人15円ずつ使って、強制的に、本当に市民の皆さん、それはええと思いますかね。本当に。わしがおかしいんですか。これ、とても思わんと思いますよ。そりゃ全員じゃないですよ。ええがやええがや、いう人もいますよ。よくこれは反日プロパガンダといわれております。そういう人たちもいますでしょう、それは。それはそれで、結構とは言いませんけど、それはそれでですよ。だけどそうでない人の表現の自由というか、納税者の気持ちはどうなるんですか。じゃあ市長はどうしたら良かったの、こんなことを勝手にやる言われて。
税金の使い道をどう考えるかということ
私は税金の使い道について、やっぱり一応、市長として皆さんから信託を受けて、これは考えないかんです、義務があるじゃないですか、税金の使い道。表現の自由の話じゃないですよ、これは。税金の使い道をどう考えるかということです。だから一部の、あんまり言うといかんけど、みんな言っとりますが、反日プロパガンダという人たちの表現の自由を守ったかどうか知りませんけど、僕からすれば、圧倒的と言うとまた怒るか分からんけど、圧倒的でないいうか分からんけど、僕が思っとるのは、ほとんどというか、多くの方の普通の、日本の国を愛するといいますか、天皇陛下には敬意を表そうよと。それから慰安婦像みたいな、朝日新聞が誤報だったいって、吉田なにがしという人が金がなかったもんでうそを言いましたいうて自分で告白したようなやつですよ。そんな像を出してみたりですね。 僕が一番怒っとるのは、あれですわ。僕のおふくろの兄貴がガダルカナルで名古屋から出征して死んどりますけど、一番最後、最後戻るところまでいっとったんだけど、もうちょっというところで、僕は歩けんで先にみんな行ってくれと、日本へ戻ってくれいって死んでいったということですけど、そういう人たちを、やっぱり「idiot JAPONICA」。 あ、それから間違えるといかんけど、私はこういう表示を自分のお金で、自分たちがどっかの画廊なりどっかのスペースでやるなと言ったことは一遍もありません。どうぞやってくださいというあれはないけど、それは一遍もありません。県なら県が、どうぞやってください。表現の自由だいう人はどうぞやってください、これは止めません。止めれませんからね、そんなの。だけど税金を使って公共の信用でやることだけは堪忍してくれという市民の方が圧倒的に多いんじゃないの? 僕の感じでは。圧倒的いうのはちょっと取り消さなあかんか分からんですけど、調べておりませんので。一遍調べようかと思ってますけど。 だから恐ろしい裁判所ですね。義務付け訴訟みたいなもんでね。市長いうのは一定のところでやっぱり税金の使い道について、これはいいだろうかということは、責任ですから、考えるの。それに、あなた支払いなさいと言ってきたわけですよ。全市民15円ずつですけど。だからちょっと、その理由として冒頭に、判決に書いてありますけど、この実行委員会、「あいちトリエンナーレ」は公共事業だというけれども、河村さんたちは。それは違うと。いわゆる権利能力なき社団と。難しい言い方ですけど、任意団体と。