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7歳の男子児童が、意識不明の重体に…「 嫌われ者 の 水上バイク 」 事故が"起きてから"では 遅すぎる！　 悪質な水上バイク の 撲滅対策に 次の一手を。行政が動けば “撲滅”への 第一歩となる

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ワールドジェットスポーツマガジン

明石市の事例にみる「 2つの 対策 」

明石市が行った悪質水上バイクに対する「抑止力」は2つある。 ひとつは「監視カメラの設置」だ。 「見せびらかす」ために現れる、自己顕示欲の高い 水上バイク・ユーザーが来る場所は 決まっている。 現在、市内には 13台の 高性能監視カメラを設置し、海岸の安全を見守っている。 映像は、市役所内から リアルタイムで監視・録画が出来る。「 特に“悪質・危険” だと判断した場合、その映像を 証拠として提出し、検挙してもらう 」という。 もうひとつが、「 懲役刑を含む 罰則規定 」だ。 遊泳者安全区域において規定に違反した者は、「 6月以下の懲役 又は 50万円以下の罰金に処する 」と 条例に組み込んでいる。 いくら愚かなユーザーでも、“たかが趣味”で 実刑になる可能性があると知っていたら自重するだろう。 この対策 取り組みを始めて以降、明石市では 1台たりとも「 おかしな 水上バイク 」は 現れていない。

「 何か 」が 起こってからでは遅い！　起こる前の対策が必要だ。

「 水上バイクとは、後部座席に乗った人を振り落とし、落ちた人に水をかける乗り物だ 」と、勘違いしているのではないかと思うほど、夏になると そういう光景をよく見かける。 これらの行為を行うのは、水上バイクを初めて 2～3年 の ライトユーザーに多い。なぜなら、「 水上バイク の 怖さ 」を 知らないからだ。 なぜか、水に落とした方も 落とされた方も ゲラゲラと大笑いしているが、我々 関係者からすれば、これほど 恐怖な光景はない。 最近の水上バイクは 大型で、重量は400kgを超える。最高馬力は 325馬力だ。とても 生身の人間が 太刀打ちできる乗り物ではない。そんなものが、自分に向かって近づいてくるのに、なぜ 笑っていられるか不思議だ。 こんなことは、上級者は絶対にしない。理由は「 大怪我を させる 可能性が高い 」から。 水上バイクは、「 大まかな 走行ライン 」でしか 走れない。急ブレーキも効かない。それを 知っているから、上級者ほど 人の近くには 寄らない。 しかし、そんな「 無知で 迷惑なユーザー 」の せいで、水上バイクのイメージは さらに低下することになる。

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