なぜ、「ライフジャケット着用」なのに“溺死” なのか?【 静岡 50代夫婦 SUP事故 】2人とも 通常の ベスト型を着用していた、性能面に問題はなかったのか?【接岨湖(せっそこ)】
SUPに乗るときも「信頼できる」ライフジャケットの着用を!
本誌は水上バイク専門誌なので、普段からライフジャケットを着る取材・撮影も多い。そのため、「ライフジャケット」の種類による性能差には、日ごろから疑問を持っている。 水上バイクに乗る場合、国が認可した「ライフベスト」を着用することが法律で義務付けられている。 しかし、「SUP」にはライフジャケットの着用義務がない。あくまで「ライフジャケットの着用を推奨」しているだけだ。
「認可されたライフジャケット」を着用する理由
9月22日に琵琶湖で起こった水上バイクからの落水事故では、落水した男性は、一晩中、琵琶湖に浮いていて翌日に救助されている。男性が着用していたライフジャケットはJCI認定品で、浮力が十分に確保されていたことが、助かった理由だろう。 今回の事故で、被害に遭われた方がどのようなライフジャケットを着用していたのか、まだ正式に発表はされていない。 ライフジャケットは「命」を守るものである。 「体が浮かないライフジャケット」が、世に出回っているとしたら、恐怖しかない。 何の保証もない安価な製品ではなく、少し値段は高くても安全なライフジャケットを着用しよう。アナタとアナタの大切な人を守るために必要なものだ。 水難事故が起きてからでは遅いのである。
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