コロナ分科会後に尾身会長と西村担当相らが会見(全文2)重症者増や病床逼迫は遅れてやってくる
偏見・差別WGは秋に中間取りまとめを行えれば
それから指定感染症ですね。感染症法上の措置について、運用についての考え方でありますけれども、今日、先ほどご説明あったように現状のメリット・デメリットを整理する必要でないかというご提言、ご提案でございました。問題意識は共有してるところであります。厚労省において今日のご提言、しっかりと受け止めて、そして厚労省においてアドバイザリーボードにワーキンググループを設置して、分科会とも連携しながら検討するという方向で、しっかりと進めていくことになると思います。厚労省においてしっかりと受け止めがなされたところでありますので、問題意識を共有しておりますので、検討をこちらも急ぎたいというふうに思います。 それから「偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループ」につきましては、先ほどご提案のとおりワーキンググループを設置するということでございます。私どもも以前からご指摘をいただき、強い問題意識を持ってるところであります。今日、特に平井知事からも、まさに知事会でも議論がなされて、特にネット上の書き込みの、そういう差別や偏見の書き込みの画像保存に関する岩手県の取り組みの紹介もございました。知事会としても強い問題意識を持っておられるところであります。 今後、知事会の代表として鈴木英敬三重県知事が入られますけれども、連携しながら取り組んでいければと考えております。来週にも第1回を開催すべく、日程調整を行ってるところであります。できる限り早く取りまとめを行っていければということで、できればこの秋のできるだけ早い時期に中間的な取りまとめでも行えればというふうに考えております。関係省庁、法務省、警察はじめ、幅広く関係省庁とも連携しながら具体的な施策について検討を進めていきたいというふうに考えております。
提言踏まえHER-SYSの改善に取り組む
それからHER-SYSについても検討状況の報告がございました。入力作業の課題やシステムの課題などが指摘をされております。より使い勝手のいい仕組みとなるように、ワーキンググループでの検討がまだ途中段階でありますが、すでに幾つか提案もいただいておりますので、厚労省において、こうした提言を踏まえてHER-SYSの改善に取り組んでいくということであります。 私からは今日の分科会については以上ですが、ちょっと感染状況だけポイントを申し上げたいと思います。これ、主要5県、感染が、拡大がここのところ見られた5都府県ですけれども、東京都は200人台で今日は95名ですかね、ということで報告を受けました。ちょっと各県のやつ、はい。95名ですね、それであります。それから注目すべきはそれぞれ少し落ち着いてきてる感じがありますし、陽性率が東京都も5.3%まできております。愛知県も一時期10%を超えておりましたけれども8.5%、大阪府も6%台まできてます。福岡も5.4%、沖縄も10%を超えてましたけれども6.3%ということで、検査数もある程度の検査数がしっかりと引き続きなされております。大阪は検査件数も増えてきております。 そうした中で陽性率がしっかり下がってきておりますので、検査件数などもよく見ながらでありますけれども、こうした傾向にあるということでありますが、分科会でご指摘をいただいておりますとおり、高齢者の感染も増えていること。そして重症者は遅れてくるということでもありますので、引き続き医療の緊張感は続いておりますから、金曜日にも申し上げたとおり、この2~3週間、まだ緊張は続くであろうということでありますので、しっかりとこういった点を見ながら対応していければと思います。次お願いします。 まさに、もう繰り返しになりますけれども業界、それぞれの業種ごとのガイドラインを徹底していただくとともに、テレワーク、時差出勤、こういったこともお願いしてますし、ちょっとここには書いてませんけれども、やっぱり3密回避ですね、マスク、消毒、3密、最近では換気のいい場所で、ということになります。