「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見(全文1)本日午前2時28分に再突入し、着陸
オーストラリアへようこそ、とサンプルを歓迎したい
クラーク:ありがとうございます。そしてまたオーストラリアへようこそ、とサンプルに申し上げたいと思います。関係者の皆さまは今朝とても早い時間からサンプルの回収に一生懸命やっていらっしゃいました。そしてまずはアダムズ大使に今、素晴らしいお言葉をいただきましたことを感謝申し上げます。また、今日ここに日本の、オーストラリア在住の日本を代表しまして大村大使に来ていただいていること、こちらも感謝を申し上げます。 そして今、心からお祝いの言葉をまず、私と一緒に仕事してまいりました山川理事長に申し上げたいですし、そしてJAXAで「はやぶさ2」の成功に関わってくださいましたチームの皆さんにお祝いの言葉を差し上げたいと思います。そしてオーストラリアの地上のほうで活躍していただいたチームの皆さまにもお祝いの言葉を差し上げたいと思います。そしてプロジェクトに関わった日本の皆さま、特に津田さま、それから國中均さん、そしてオーストラリアの藤本正樹さん、そしてさらにオーストラリアの2人のメンバーの方、皆さま方の素晴らしい偉業を心から尊敬を申し上げます。 そして私ども宇宙局の役割というのはコーディネーションです。つまりJAXAの皆さん、そして政府、それから国境の防御などに携わっているオーストラリアの空軍、そしてサウスオーストラリアの政府、そしてさらには大学、こういったところの協力体制をコーディネートしていくということをやってまいりました。そして皆さまに対して感謝を申し上げます。
協力をさらに進めるきっかけに
そして、サンプルの回収はウーメラで無事行われましたけれども、私たちのJAXAの皆さまへのサポートはまだ続きます。このサンプルがオーストラリアを安全に飛び立つまで、」そこまで私どものサポートは続きます。そして今、地上に持ち帰ってきたサンプルというのは素晴らしいもので、水があるのか、あるいは有機物があるのか、それから炭素があるのか、つまり人間や動物がどこから来ているのか、そういったものの洞察を含む素晴らしいものです。そしてこちらをきっかけに私どもと日本の皆さまのさらなる未来の協力をさらに進めていくきっかけになればと思っております。 そして私たちが、皆さまがウーメラに到着したときは非常に歓迎をしていたんですけれども、実はきのうの朝、ウーメラをたつときは雨が降っていて、風も強かったため非常に天候のことを私自身も非常に心配しました。ですがそのあとすっきりと雲が晴れ、素晴らしい視界が開けました。そしてご存じのとおり火球がしっかり見られたわけです。そして朝、明け方ですけれども、非常に国全体、その領域全体が晴れ渡っておりました。 2020年は世界にとって非常に大変な年でした。しかしこの「はやぶさ2」、そしてこのカプセル、帰還の成功は私たちが、世界が大事なものを思い出させてくださいましたし、そしてサイエンス、そして私どもの協力に対する信頼もさらに深まるきっかけとなりました。 ありがとうございます。 司会:Thank you so much Dr. Clark.それでは続きまして在オーストラリア大使館、大村次席公使よりごあいさつを頂戴したいと存じます。大村次席公使、よろしくお願いいたします。