「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見(全文2)エンジニアリング冥利に尽きる
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日午後、記者会見を開き、探査機「はやぶさ2」が分離したカプセルの回収状況を説明した。 【動画】「はやぶさ2」が分離したカプセルを無事回収 JAXAが会見(2020年12月6日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「はやぶさ2」が分離したカプセルを無事回収 JAXAが会見(2020年12月6日)」に対応しております。 ◇ ◇
何か苦労したことは
Science Portal:JST、Science Portalの記者で、【クサカ】と申します。アダムズ大使、場合によっては、内容によってはクラーク長官にも伺いたいと思います。オーストラリアの2人、一部だけだということなので。日本へのお祝いのコメント、ありがとうございました。オーストラリアの政府としては、何しろ国民や国土の安全を守るということが一番プライオリティが高い、優先度の高いことかなとお察しいたします。そういった中で、「はやぶさ2」のカプセルの帰還をお受けいただくに当たって、ご不安のようなことはなかったのかということを当事者から伺いたいと思います。 異物が空から落ちてくるというだけでなくて、コロナウイルスっていうこともありますので、何かご苦労されたこととか、そういったことがあればこの機会にお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 アダムズ:どうもありがとうございます。もしクラーク長官がこの質問にお答えできたら、彼女がいわゆる現地のことは一番精通しておりますので、そのほうがよろしいかと存じます。
できるサポートをずっと続けてきた
クラーク:私のほうが一番よく、適当かどうか分からないんですけれども、まず、これについては、計画の時点からずっと2年間に渡って私どもはまずずっとサポートを続けてきました。そしてまず最初にサポートをしたことは、私どもの規制当局が承認に関してやってまいりました。日本のほうでは承認に必要な作業をやってきましたので、こちらのほうも連携を取りながら承認の作業を進めてきました。 そして、2番目のことですけれども、私どものチームメンバーも含めて、まずはカプセルが地上に安全に着陸すること、そちらに対するサポートをやってきました。これはつい最近のことですけれども。それが2番目のことです。 そして、3番目のサポートとしてはやっぱり協力ですので、お互いに情報の共有ということを絶えず、絶え間なくやってきたということ、この3点について、私どもはできるサポートをずっと続けてきたということになります。 Science Portal:特にご不安とか、そういう状況ではなかったという? クラーク:いえ、今、不安ということをおっしゃいましたけども、実際に日本のJAXAのチーム、これ本当に皆さん、能力が高い、そして責任感のあるチームでした。ですから私どもの責任といたしましても、とにかく日本サイドと共に協力して間違いなく回収ができるということができるようにと、私たちの立場での責任を果たそうといたしました。ただ本当に能力の高い、素晴らしいミッションチームが来てくださったと思っております。 Science Portal:どうもありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。 司会:はい、ありがとうございました。それではウーメラのサテライト会場にマイクを移したいと思います。ウーメラ側でご質問のある方、【フジモト 00:52:06】さん、よろしくお願いします。 司会(サテライト会場):はい。それではウーメラでご質問のある方は挙手をお願いいたします。それではご質問のある方は挙手をお願いいたします。はい、少々お待ちください。 記者:(英語) 司会(サテライト会場):それでは藤本先生のほうからお願いいたします。 通訳:ちょっとすいません、音が途切れて聞きにくかったので解説のほういただけますか。 司会:ちょっと聞き。【フジモトノブ 00:53:29】さん、ちょっと聞き取れなかったようです、通訳の方が。もう一度、短めに質問をお願いできますでしょうか。 司会(サテライト会場):今のご質問ですけれども、サンプルの【*********** 00:53:44】について、【******** 00:53:47】の【************* 00:53:48】というご質問でした。ですので、藤本正樹先生にコメントをお願いしたいと思います。 司会:ちょっとよく聞こえないみたいですね。