大阪府・吉村知事が定例会見7月28日(全文2)軽症・中等症か重症の病床使用率50%で宣言要請すべき
大阪府の吉村洋文知事は28日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「さらなる病床の確保を医療機関に要請する」「大阪産のおいしい野菜を食べてほしい」「副反応は出たがワクチンはメリットほうが大きい」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年7月28日)」に対応しております。 【動画】「さらなる病床の確保を医療機関に要請する」「大阪産のおいしい野菜を食べてほしい」「副反応は出たがワクチンはメリットほうが大きい」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年7月28日) ◇ ◇
宣言の要請など、どういったタイミングで行うのか
時事通信:幹事の時事通信の今泉です。まずコロナの感染状況についてお伺いいたします。本日、首都圏の埼玉、千葉、神奈川が国に緊急事態宣言の要請をする方向で調整に入るという報道がありました。大阪の感染状況もこの首都3県とほぼ同じような状況にあるわけですが、今後、例えば酒類の提供停止ですとか国への緊急事態宣言の要請など、どういったタイミングで行うのかという知事の考えがあればお聞かせください。 吉村:まず現状として東京都で起きていること、首都圏で起きていることということについては大阪でも、これは時間を、ずれて起きる可能性が非常に高いと思っています。そこをなんとか変えていかなきゃいけない、今、第5波の山が起きているわけですけど、それをなんとか抑えていかなければ、山を少しでも低くするということが非常に重要だと思っています。そのためにやはりお1人お1人の感染対策の徹底をお願いし続けるということはやっていきたいと思います。
ステージ4が緊急事態宣言の1つの基準に
その中で緊急事態宣言ということについて言えば、まず1つ、ここは基準があるわけです。ステージ4というのが1つの緊急事態宣言の基準になります。大阪においてもやはり感染状況、これは、陽性者の数については先ほど申し上げたとおり、非常に右肩上がりの状況になっていると。そして医療の逼迫度合いについては、これは重症病床をかなり確保しましたので、パーセントで言えばそこまでではないかもしれませんが、今後、逼迫も予想されるというような状況でもあります。 緊急事態宣言となれば、これは今の基本的対処方針でいくと飲食店の皆さんであったり、関係事業者の皆さん、そこに非常に大きな負担と犠牲もお願いするという形になります。でも感染が増えてきている現状の中では、そして医療が逼迫する状況の中では、やはりこれはお願いせざるを得ないということになると思っていますし、僕自身も非常に強い危機感を持っています。 ですので、この病床、今、軽症・中等症の病床使用率が約30%ぐらい。重症病床の使用率については約10%ぐらいということになってますが、これがステージ4の数字になれば大阪府としても緊急事態宣言を要請すべきだというふうに思っています。具体的に言えば、軽症・中等症がやはり今増えつつありますから、軽症・中等症の病床が非常に逼迫する、先、逼迫する可能性が高いというふうに思っています。なので軽症・中等症の病床もしくは重症病床、これが50%、つまりステージ4の段階に達すれば大阪府としても緊急事態宣言を国に要請すべきだというふうに思っています。その折には本部会議を開催して方針を決定していきたいと思います。 飲食店の皆さん、それから大阪府民の皆さんにおかれては病床が逼迫しないように、軽症・中等症の病床使用率が50%に達しないように、また重症病床が50%に達しないように、日々われわれ、これを公表していきますので、ぜひそこも見ていただいて1日1日の行動につなげていただきたい、感染対策につなげていただきたいというふうに思います。