石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見(全文3完)説明責任を果たす姿勢は大事
自民党総裁選への立候補を届け出た石破茂元幹事長、菅義偉(よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長の3候補は8日午後、共同記者会見を行った。 【動画】石破氏・菅氏・岸田氏が共同記者会見(2020年9月8日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【自民党総裁選】石破氏・菅氏・岸田氏が共同記者会見(2020年9月8日)」に対応しております。 ◇ ◇
バランスというものがある
岸田:まず記者会見についてですが、手が挙がらなくなるまで質問に答える。こういった姿勢はもちろん大事だと思います。ただ現実問題、総理大臣の日程や物理的な問題で、限界があるというのも事実だと思います。だから逆を言いますと、日程や物理的な制限についてできるだけ引っ掛からないように、余裕をもともと取るように努力をして、できるだけ多くの質問に答えていくような姿勢をしっかり示す、これが最も現実的な対応なんではないかなと思います。 それから国会への出席ですが、私も国会対策委員長をやりましたが、国会での大臣の出席、総理の出席、これは国会のやりとりの中でさまざまな要素の結果、決まるものではあります。しかし先ほど来、お2人が発言したように、間違いなく日本の総理大臣、日本の外務大臣の国会への拘束時間は、先進国の中では桁外れの数字だということは事実です。私もフランスや英国の外務大臣と国会答弁について話し合ったことがありますが、向こうから冗談みたいに、頼むからそんな話は自分たちの国でしないでくれと言われるぐらい、全然状況が違う、そういった思い出があります。できる限り答弁に努めなければいけませんが、バランスというものがあると思います。 それから反対する声にどう答えるか、こういったことですが、これはまさに、先ほども所信で言いました聴く力だと思います。しっかり聴くことによって、それをどう理解し、どう活用するか。これは別に賛成するっていうわけじゃないわけです。しっかりとした意見を聞くことによって自分のポジションを考え、そしてどうあるべきかを考える、この聴くということは基本的に大事なことであり、それをどう活用するか、どう発展させるかは政治家の力量が問われるということなんではないかと思います。以上です。 司会:それじゃあ、こっちのほう。あなた。2番目。分かんないか。ちょっと。