石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見(全文1)争点はコロナ対策と経済立て直し
自民党総裁選への立候補を届け出た石破茂元幹事長、菅義偉(よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長の3候補は8日午後、共同記者会見を行った。 【動画】石破氏・菅氏・岸田氏が共同記者会見(2020年9月8日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【自民党総裁選】石破氏・菅氏・岸田氏が共同記者会見(2020年9月8日)」に対応しております。 ◇ ◇
司会から進行の説明
司会:開会に先立ちまして、このたびの台風10号における被害によりお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、全ての被災者の皆さまに心からお見舞い申し上げます。 それではただ今より自由民主党総裁選挙の候補者による共同記者会見を行います。本日10時に総裁選挙候補者届け出の受け付けを行いました結果、今回の総裁選挙の候補者は石破茂君、菅義偉君、岸田文雄君の3名となりました。今月14日には党大会に代わる両院議員総会において新総裁が選出される運びとなります。これから、記者の方から質問をお受けいたしますが、答える順番につきましては、第1問目が届け出順。1番、石破茂君、2番、菅義偉君、3番、岸田文雄君の順。第2番目は菅義偉君が最初の回答者。第3問目は岸田文雄君が最初の回答者で、以降、同様に順番を入れ替え、公平を期したいと存じます。 なお冒頭、幹事社からの代表質問が3問あります。この質問への答弁は1人1問3分以内。それ以外の平河クラブ加盟者からの質問に対する答弁は2分以内でお願いをいたします。終了は16時を予定しておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。それでは平河クラブ幹事社の方、よろしくお願いをいたします。
総裁選の争点は?
テレビ東京:幹事社、テレビ東京の武部と申します。お三方にお聞きします。今回の総裁選の争点はなんだとお考えでしょうか。また、皆さん、コロナ対策、経済対策を最優先で取り組まれると思いますが、それ以外で独自に掲げたい政策、自らのカラーが出る政策や政治手法はなんでしょうか。最後に、自民党結党以来の党是である憲法改正についてです。優先課題の1つとして取り組むお考えはありますでしょうか。また、お考えがある場合、総裁任期はまずは1年間ですが、具体的に何に着手されますか。お答えください。 石破:では私からお答え申し上げます。総裁選の争点は、まず党がいかにあるべきかです。自民党の総裁選挙ですからね。私は新綱領、これにのっとって、勇気を持って自由闊達に語れる党でありたい。あらゆる組織と協議する党でありたい。国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる党であらねばならない。そしてわれわれの政府が作る政策や条件作りはあらゆる人に公平なものでなければならない。そういう党。そして党は党員のものだ。そして国民政党である以上、国民のものだ。国民が党員だ。自分たちの党だ。国会議員の党ではない。そういうふうにきちんと認識してもらえる、そういう党にしていきたい。それが争点の1つ、党の在り方です。 政策については多岐にわたります。コロナ対策、経済どうする、地方創生、社会保障の在り方、外交・安全保障政策、憲法。それぞれ広い分野の政策があって、これについての討論をするのが総裁選だと思っている。そういう意味からは、総裁選の期間が非常に短いということは極めて残念なことであると考えている。アメリカの大統領選挙、あれだけ長い期間掛けて行われ、共和党、民主党の候補者、今回、民主党ですが、決まっていく。その過程が国民に見える。それも自由民主党が取るべき姿勢だというふうに考えております。