石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見(全文3完)説明責任を果たす姿勢は大事
ネットユーザーへのアピールをどう考えるか
ニコニコ動画:ありがとうございます。ニコニコ動画の七尾と申します。どうぞよろしくお願いします。ちょっと角度を変えた質問をさせてください。若者の政治離れと長年にわたって指摘されてきましたけれども、ここ数年、SNSなどを通して政治への関心が高まり、これは定着した感さえあります。今回の総裁選もSNS上で3候補それぞれのご発言、行動等が拡散しております。党運営、その先にある政権運営に当たりましてはこうしたネットの活用や、ネットユーザーへのアピールっていう言葉はあれですけど理解といいますか、そういったことについていかがお考えでしょうか。どうぞよろしくお願いします。 岸田:このネットを通じて政治をアピールするということ。これは現代的な課題として大変重要だと思いますし、こういった傾向はますます強まっていく。こういったことになるんだと思います。そもそもネットを通じてのさまざまな意見交換が行われる、この大変な活況を呈している。それと並行して従来のマスコミに対する若者のアクセスがどんどん減っている。こういった傾向も指摘されています。若い人たち、新聞も取らなければ、テレビもあんまり見ない。ネットを通じての情報にアクセスすることがもっぱらである。こういった方々がどんどん増えている。こういった傾向もあるわけですから、ますますネットを通じての情報のやりとりの重み、これは高まってくるんではないかと思います。 私もさまざまなネットの通じての発信を行いますが、本当に思わぬところでとんでもない反響が起こって、なるほどなと。あらためて世の中について考えさせられる、こういった場面も多々あります。こういったことから、こういった傾向はますます強くなっていると思いますし、政権においてもあるいは政府においても、こうした時代の変化、これはしっかりと感じなければならないし、受け止めなければいけないし、そしてそれを発信のツールとして重視していかなければいけない。こういった、時代はどんどんと進んでいくんだということを、これは強く感じますし、そうあるべきであると思っています。以上です。