【寒くなるこれから要注意】まさか自分が・・・47歳報道記者が脳梗塞になった話 突然症状が出たあの日あの時から、回復期の減塩生活までの一部始終 後編
脳梗塞とは脳内の血管に血栓ができることで詰まり、血流がなくなることで脳の一部が壊死する病気です。壊死した部分が神経に触れていると、様々な形で症状が現れます。手足にしびれがでたり、麻痺したり、呂律が回らなくなったりします。 この記事を書いている私は、ABCテレビ報道局で記者をしている47歳です。脳梗塞なんて高齢者がなるものだと思っていました。47歳が若くないことは確かですが、高齢者という認識はありませんでした。しかし、2024年8月に脳梗塞になりました。自分にはまだまだ縁がないと思っていた病気に実際になってみると、ショックというより俄然興味が湧いてくるのはテレビに携わる者の性なんでしょうか。これまで漠然としていた「脳梗塞」という病気がいろいろとわかってきたので記事として書いてみることにしました。 【前編はこちら】47歳報道記者が脳梗塞になった話~初期症状は実はこんな感じだった ※本稿は記者が体験したり、見聞きしたものを原稿化したものです。医学的エビデンスがあるわけではありませんので、ご参考程度にご覧いただけたらと思います。 後編は「鬼の食事制限」についてです。
■脳梗塞になると鬼の食事制限があります
脳梗塞になると、というか本当はならないように、気をつけなければならないことがあります。入院翌朝。出てきた朝食は写真の通りです。白飯と切り干し大根、味噌汁、牛乳、お茶。超絶「塩分控えめ」メニューでした。 脳梗塞や脳内出血のことを「脳卒中」といいますが、これらの原因は血管にあります。塩分が多い⇒水分量を調節で血液量が増える⇒血圧が高くなる⇒血管に負担がかかり動脈硬化をおこしやすくなる、というメカニズムなのですが、医師からは自転車のゴムチューブに例えて話をされました。動脈硬化という状況は使い古したゴムチューブのようなものだと。古いゴムチューブは柔軟性がないし、裂けることもある。「裂ける」というケースが脳内出血で、柔軟性がない状態でコレステロールなどが血管内に詰まるケースが脳梗塞だということです。 なお、コレステロールがたまる可能性を示すのが、健康診断でよく出てくる指標の「LDLコレステロール値」です。 話がそれましたが、要は「塩分控えめ」です。それも1日6グラム、1食平均2グラムが望ましいと。これ、なかなか難易度が高いハードルでして、例えばうどんは麺だけで1食分1.4グラム程度の塩が入っています。汁うどんだった場合、1杯で1食分が終了です。驚いたのが寿司です。シャリの合わせ酢に塩が入っているため、1貫で約0.6グラムとされていて、回転寿司はたいてい1皿2貫ですから、5皿食べたら1日分が終了です。 さらに調べてみると、塩分が高いのが中華料理です。ある百貨店のデパ地下で売っていた中華弁当は1つで6.8グラムもありました。弁当1つで1日分をオーバーするのです。
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