「9月以降にクルードラゴンで宇宙ステーションへ」若田宇宙飛行士が会見7月21日(全文1)
今回のフライトで一番楽しみにしていることは
司会:次の方に移りたいと思います。では、はい。畑中さん。 ニッポン放送:ニッポン放送、畑中と申しますが、ご無沙汰しております。単刀直入に、まずお聞きしたいのが、今回のフライトで一番楽しみにしていることを教えてください。もう1つ、あと10日ほどでお誕生日を迎えられ、あと還暦まで1年という。そのバイタリティーの秘訣というのをお聞かせいただければと思います。 若田:畑中さん、いつもお世話になってます。やはりこれまで経験したことのない作業に取り組めるっていうことを楽しみにしてます。まず1つは、野口さん、星出さんに続いて、クルードラゴンで宇宙ステーションを訪問できるっていうことですね。これまでスペースシャトル、それからソユーズ宇宙船で飛行する機会をいただきましたけれども、やはり新しい時代の、操縦桿もない宇宙船で。やはりタブレットで操縦をしてるという感覚ですし、かなり自動化が進んでいると。逆に、そのために訓練みたいな、訓練時間というのがかなり少なくて済んでるんですね。 そういう意味で、より多くの方が宇宙飛行、宇宙旅行を実現できるための、そういった新しいシステムになってきてると思いますので、そういった宇宙船での飛行、これは楽しみにしてますし、宇宙ステーションのほうでは、これまでも訓練をしてたんですけれども、船外活動をする機会はありませんでしたので、そういったこれまで経験できなかったことにも、経験できればなというふうに思って、そういったことを楽しみにしています。
バイタリティーの秘訣は
ニッポン放送:バイタリティーの秘訣を。 若田:バイタリティー。バイタリティーってわけじゃないですけど、私もセンスはないんですけど、やっぱり好きで入った道なので、地道に、きのうより今日、今日よりあした、というつもりで、二度同じ失敗をしないつもりで努力してきたと思いますし、そういう観点で体力の維持、健康管理には留意をしてきていますので、そういった、やっぱり日々自分をコントロールするという形で、元気な状態を保てたのかなというふうに思いますけども。 これは私1人でできることではなくて、家族の支えがあったりと。それから、健康管理に関しては、やはり専門のフライトサージャンという、医学的に宇宙飛行士の健康を守ってくれる方、そういったチームの方がいらっしゃいますので、そういった皆さんのやっぱりおかげで、健康で、ある意味ではバイタリティーを維持できてるのかなというふうに思いますけども、やっぱりそういった皆さんとのチームをきちんと、チームワークを保ちながら、ミッション、そして長丁場になる長期滞在、それを乗り越えたいなというふうに思います。 ニッポン放送:ありがとうございました。失礼しました。 司会:ありがとうございます。では、後ろの方。どうぞお願いします。 【書き起こし】若田宇宙飛行士が会見7月21日 全文2に続く