「古川飛行士にバトンつなげたい」若田宇宙飛行士が会見7月21日(全文3完)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士・若田光一さんは21日午後、都内で記者会見を行った。 【動画】宇宙飛行士・若田光一さんが会見 最多5回目の宇宙滞在へ(2022年7月21日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「宇宙飛行士・若田光一さんが会見 最多5回目の宇宙滞在へ(2022年7月21日)」に対応しております。 ◇ ◇
体調管理の努力を惜しまないことが大切
若田:やはり年齢的なところはあると思いますけども、日々やはり運動をさせていただいているので、例えば船外活動をするための訓練なんかも、6時間にわたる訓練をプールの中でもう何回もやってきてますけども、作業をしてみると特に問題はないなというふうに思って。ただ、やはり毎日、運動ジムで1時間半とかいう時間を運動して、有酸素運動と、あと、ウエートリフティングですけども、そういったものをきちんと継続するということで、そこは維持できるのかなというふうに思ってますので、やはり健康に留意して、体調管理をするための努力を惜しまないっていうことが大切だと思います。 それから、最長年齢記録っていうのはすぐに破られると思いますし、次から次へとそういった記録は破られてくると思いますので、ぜひ多くの若い方、それから若くない方も、宇宙を目指してもらいたいなというふうに思います。 司会:ありがとうございます。それでは次のご質問の方、いかがでしょうか。どうぞ。
今回はどのような情報発信を行いたいか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の飯田と申します。よろしくお願いします。若田さんにちょっとお伺いしたいんですけれども、宇宙飛行士のまず仕事の1つとして、もちろんミッションに取り組まれるということはもちろんだと思うんですけど、一般の方でしたり、もちろん今後、日本の企業で宇宙開発に参入している企業の人たちに対してもそうだと思うんですが、情報発信っていうのはすごい大事だなというふうに考えているんですが、若田さんが今回、宇宙に行かれて、ISSだったり、実際帰ってこられたあとなど、情報発信でなんかこういうことしたいっていうのがもしありましたら、ぜひ教えてください。 若田:ありがとうございます。やはり私たちが行っている活動を多くの皆さんに分かりやすくお伝えするっていうのは非常に重要だと思いますし、例えば今日のような機会も、ここにいる皆さんのお力をお借りして、われわれの活動を説明させていただく1つの機会だというふうに思っています。ですからさまざまな形があると思いますね、報道ですとか、メディアを通した活動、SNSの発信ですとか、それから例えば文章にして本を書くとか、さまざまな形があると思いますけども、これはこれまでも私、同様にやってきたものですので、そういった観点を常に忘れずに。 で、幅広い年齢層の方に分かりやすく宇宙活動を分かっていただけるように努力をしていきたいと思いますけども、具体的にこれまでと大きく変わるような形は私は考えてなくて、きちんと発信機会を捉えて、さまざまな媒体を通して発信できたらなというふうに思います。逆に、こういったことをしたらいいんじゃないかっていうのが、アイデアがあったらぜひお聞きしたいと思いますし、伺ったアイデアを実現できるように努力したいっていうふうに思います。 日刊工業新聞:ありがとうございます。 若田:ありがとうございます。 司会:ありがとうございます。では次の質問の方はいかがでしょうか。2問目の方でも大丈夫ですけれども、いかがでしょうか。じゃあ先に、はい。