大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文1)陽性者増を受け、宿泊療養施設を拡充
77人がコロナの重症病床で治療中
この40人の方、コロナの状態としては軽症、中等症ということで、この40人は大阪府の軽症、中等症のほうの数にカウントされています。コロナとしては重症ではないわけです。でもそういった別の、別のというか、もともと持っている病気や、そういうったものの理由で、ただコロナに感染してる、コロナに感染してたことがあとで発覚するような場合もあるんですが、そういった方について、これはもうコロナに感染している以上、指定感染症ですから分けてやると、重症病床で診るということになってますので、この40人の方が、人工呼吸とかそういうコロナの重症治療はしてないんだけれども、重症で入られるという方が40人いらっしゃいます。0人から40人ですから今後も増える可能性があります。 ですので、今、合わせると77人の方がこのコロナの重症病床で治療を受けているということです。ですので、このフェーズ自体を上げていく必要があります。これはこれまでのデルタまでにはなかった現象ですけれども、これだけ感染が広がってくる中で、いつ誰が感染しててもおかしくない、その中に重たい病気やけがの方がいらっしゃると、その方は通常のICUではなくてコロナのICUで治療、その原疾患とか、けがのほうの治療を受ける必要があるということで重症病床に入られている方がいらっしゃいます。そこの枠を広げていきます。また救急でもコロナの、発熱でこれだけありますから、疑似症の方の受け入れ、ここも救急でお願いしてるところですけれども、ここも一体型病院でさらなる確保をする必要がありますのでフェーズ3に移行をいたします。
宿泊療養施設をさらに拡大へ
宿泊療養施設についてです。宿泊療養施設、現時点で1万242施設、1万室以上確保していますが、さらに宿泊療養施設の拡大、確保をいたします。新型コロナの、特にオミクロン、非常に感染者の方が増えていますので、さらに増設をしていきます。拡充をしていきます。今回新たに1235室を確保いたしました。6施設です。ここにあるとおり6施設です。この間準備してきまして、2月1日からもう順次開設をしていきます。2月1日から2月8日にかけて1200室を新たに確保します。ですので、大阪府における宿泊療養施設の確保数は1万200室から1万1500室になります。正確には1万1477室の確保ということになります。今後もこの感染が非常に、陽性者がどんだけ増えるか分からないという中で、できるだけ早期の治療、重症化予防というのを図っていきたいと、そう思っていますので、このホテル療養というのも積極的に活用していきます。 また、大阪府の場合はこの1万室のホテル、今後1万1500室になりますが、のうち、病院型のホテルというのも設置をしています。病院が丸抱えするホテルであったり、あるいは医者が常駐するホテルであったり、医療機能を高めるホテルというのをこの間やってきました。それが2300室ありますので、今後、病床、通常の軽症・中等症病床が逼迫する中で、そういったホテルの、病院型のホテルということも積極的に活用して、できるだけ治療を早期に受けられるように、そして特に重症化リスクの高い方に治療が届くようにしていきたいと思っています。 こういった観点もありますので、宿泊療養施設の受け入れの範囲を逆に広げていきます。このオミクロンが起きたとき、第6波の対応としまして年齢を設定しました。40歳以上の患者さんで入院を要しない者、これは原則、宿泊療養ということで。20代、30代、あるいはそれ以下、若い世代の方については、ハイリスクのある方、BMIが高い方であったり基礎疾患がある方はもちろん宿泊の対象になりますし、自宅でなかなか感染対策が取れないよっていう方は宿泊療養の対応にしていましたが、この40歳以上の患者さんということを要件としましたが、この要件を取っ払います。ですので、もう年齢に関係なく原則、宿泊療養。入院を要しない人は原則、宿泊療養の対象としていきたいと思います。