大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文1)陽性者増を受け、宿泊療養施設を拡充
これまで1万2000件の相談に対応
今のこの自宅待機SOSの現状ですけれども、これまで1万2000件の相談もお受けをいたしました。そのうち、特に最近増えてます。1日2000件程度、これはあるという状況です。今ですが、この自宅待機SOSというのは直接ここから、保健所を介さずとも宿泊療養に直接案内するということも当然あります。それもできます。また、抗体治療、点滴治療ですね。外来やオンライン診療に直接案内する、保健所を介さずにするということもやっています。 その件数ですけれども、宿泊療養施設に案内したのが169件、約170件。170人の皆さまをここから直接、宿泊療養を紹介して、そのまま搬送するということもやっています。また外来、それからオンライン、抗体治療等への案内という意味では500件の、500人の皆さんにその案内をしています。それ以外、多いのは健康相談になりますが、こちらのほうに、保健所と連絡がつながらないというときは、こちらに連絡をいただけたらと思います。 それからこちらについて、これは陽性者じゃないんだけども陽性者と濃厚接触の可能性がある、感染の疑いがある。かかりつけ医がないと、相談する先がないという場合については、この新型コロナ受診相談センター。こちらも24時間受け付け対応してます。こちらの番号のほうに連絡をいただけたらと思います。その他、一般の健康相談についてはこちらのほうにご連絡いただけたらと思います。それぞれ相談先というのを設定していますので、これだけ自宅療養の方が増えてくる、また、それに関して濃厚接触の方も増えてくる中で相談をしていただけたらと思います。
オミクロン株特有の事象も
まん延防止等重点措置が27日から適用になります。混雑した場所、それから感染リスクが高い場所への外出、移動については自粛をお願いします。そして飲食店に今、時短の要請をお願いしています。営業時間を超えて、みだりに出入りしないようにお願いいたします。そして会食について行う際には4ルールをぜひ留意いただきたいと思います。お1人お1人の感染予防対策が非常に重要になりますので、その徹底をお願いします。 重症病床の運用についてです。現在フェーズ1ですが、フェーズ3にこの重症病床のフェーズを上げていくことにします。どういうことが起きてるかについてご説明します。今、新型コロナ、このコロナによって人工呼吸器、ECMO、ネーザルハイフロー、重症の治療が必要だということでICUに入られている方については37人いらっしゃいます。1月13日は6人から37人に増えています。この37人は今、約、これ2週間ですけども、今後も感染者の数が増えていきます。また、どちらかというと若年層から、今、感染者全体的に、先ほど申し上げましたが、高齢者の層に移ってきていますので、この数については増えてくる可能性が非常に高いです。 もう1つ、これまでのコロナでは起きなかった事象というのが起きています。オミクロン株特有の事象です。どういうことかというと、コロナそのものは軽症、中等症、コロナそのものは軽いんだけれども、別の理由で、その人が重い内臓疾患がある、あるいは外傷の患者である、ICUを必要とする、あるいは透析患者である、妊婦さんであるという方。コロナは非常に軽症なんだけれども、軽いんだけども、コロナにかかってるが故に、これまでの一般の病棟であったり一般のICUでは治療がなかなか受けられない。つまり原疾患や、運ばれてきた疾患のほうが重たい、そちらの治療や手術をする必要あるんだけれども、コロナは軽症である、でもコロナであるということで、コロナ病床、コロナの重症病床で対応する必要があるっていうか、しなければならない方が1月13日は0人でしたが、1月25日の段階で40人いらっしゃいます。