「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見(全文3)着地は想定していた範囲内に
ガス採取は本日の予定ではなかったか
NHK:NHKの絹田です。今の質問に関連して、ガス採取はそもそも本日の予定ではなかったのかっていう点と、もし今日の予定だった場合はなぜそれができなかったのか。また、あす以降、日本にカプセルを持ち運ぶことになると思うんですが、その辺りざっくりしたスケジュール感についても、今のところのめどについて教えていただけますか。 中澤:まだはっきりできなくて、このあとの作業進捗にもよりますので、今まだ、こちらとしても出発の時刻が定まっていませんが。まずは、もともと本日が採取できるというのは早朝に見つかってすぐに持って帰ってきたりといった最短の場合だったかと思いますけども、今なんかトラブルがあってあしたになったわけでも全然なくて、順調に作業していた結果、あしたにするという状況です。 あしたガス採取ができましたら、そのあと輸送に向けた準備をしていきます。そこの所要時間によっては深夜に出発をするか、そこで時間が掛かった場合にはオーストラリアを翌日の朝に出発するというとこがちょっと分かれると思います。ちょっとそこはあしたの作業進捗次第になってしまいます。 NHK:ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。それでは先ほどウーメラ側から相模原への質問がなかなか聞きづらかったのですが、もしよろしければもう一度今の回線状況良くなってるみたいですので、いただけるかなと思います。いかがでしょうか。 記者2:(英語) 津田:Yeah, I think it is emotion.
「はやぶさ2」打ち上げ時の気持ちは
記者2:津田さん、2014年にこの「はやぶさ2」を打ち上げるということになりまして、どんなような気持ちで打ち上げられたのか、いろいろな感情的なものがいろいろあったと思うんですけども、どのような感情で打ち上げられたんでしょうか。 津田:「はやぶさ1」が非常な偉業を達成しまして、いろんなトラブルがありましたが、とにもかくにも往復飛行を行ったということ、それを私も経験してきました。そこで感じたこと、学んだこと、それからやんなきゃいけないと思ったことを全て「はやぶさ2」につぎ込むというつもりで「はやぶさ2」の開発に関わってきましたし、運用にも関わってきました。 一方で、本当にこの6年後にこういう日を迎えられるかというのはもちろん、そういう自信を持ってやってきたわけですけれども、決して安心せずにいつも慎重に判断しながら一歩一歩進めてきたので、夢には見てましたけれども、こういう、本当にこんなうれしい気持ちになるのは想像してませんでした。 司会:それでは続きましてもう1問、ウーメラからもしご質問あるようでしたらお願いします。【フジモトノブ 01:44:56】さん、お願いします。 司会(サテライト会場):それではこちらの会場から、もう1問ご質問をお受けしたいと思います。You would like to, one more question from this venue, if you have any question, please raise your hand. こちらからはご質問ないので、マイクをお返しします。 司会:ありがとうございます。それでは最後、相模原からウーメラへ、まだご質問のある方がいらしたら挙手上がった数で終了したいと思いますがいかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、大変申し訳ありません、時間がなかなか守れずにきましたけれども、これをもちまして、第2部を終了させていただきたいと思います。衛星回線、さらにインターネット中継もこれで終了をしたいと思います。ご協力いただきまして誠にありがとうございました。 【書き起こし】「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見 全文4に続く