体操の内村航平が引退会見(全文1)本気で選手としてやっていくのは厳しいと感じた
体操の内村航平(ジョイカル所属)が14日午前、都内で引退記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「体操の内村航平が引退会見 ロンドン・リオ五輪で個人総合連覇(2022年1月14日)」に対応しております。 【動画】体操の内村航平が引退会見 ロンドン・リオ五輪で個人総合連覇(2022年1月14日) ◇ ◇
もうこれが最後かなという感じで世界選手権に挑んだ
内村:皆さん、本日は私の引退会見にお集まりいただきありがとうございます。そして、新年明けましておめでとうございます。特に引退会見ということで特別な感情はそこまでなくて、ただただ、ああ、引退するんだなみたいな感じで、あんまり実感は今のところないです。思い返すと3歳から好きで体操始めて、1月3日で33歳になって、体操歴も30年になって、30年中16年間、ナショナル強化選手として活動させていただきました。人生の半分以上を日の丸を背負ってやってこれたっていうのは誇りでありますし、今後、自分が何をやっていくにしても自信を持っていろんなことを発言していけるんじゃないかなと思ってます。 こうして今日、引退会見ということで、いつ決めたかとかっていうのは、オリンピックが終わって、次の世界選手権、北九州の世界選手権に向かう道中、練習をしていく中で、ちょっとしんど過ぎたといいますか、このままだとちょっと先が見えないなっていうのを感じて、世界選手権の前には、もうこれが最後かなという感じで世界選手権に挑みました。だから、本当に最後の最後は決勝に進んで、着地を止めて終わりたいという気持ちで演技をして、それをやり切れたので、結果は伴いませんでしたけど、下の世代の選手たちにもこれが体操だ、本物の着地だっていうところを、僕らしいところを最後見せられたと思うので、そこは良かったかなと思っています。
3月12日に最後の舞台
なんか最初に5~6分しゃべってくださいみたいなこと言われてるんですけど、僕としては質問されて答えるほうが得意なので、実際に今、何をしゃべっていいか、あんま分かってないんですけど、【映像欲しい 00:06:57】っすね。 今日、引退会見をやってますけど、本来の引退は3月12日なんです。というのも3月12日に最後の舞台というのを東京体育館でやりたいと思ってて、そこで最後、この全身痛い体にむちを打って、6種目やろうかなと思っています。どういう形でやるかは今後、しっかり打ち合わせをして、ほかの選手もちょっと呼びたいななんて思っているので、そういった中で自分の最後をしっかり見ていただいて、最後にしようかなと思っています。 なので、最後に6種目をやるということで、東京オリンピックの代表になるより苦しいことをやらなきゃいけないのかと、今、ちょっと憂鬱になってますけど、そこまではしっかりやり切りたいなというふうに思っています。こんぐらいで大丈夫ですかね。じゃあ、あとは質問で答えていきますので、よろしくお願いします。 司会:内村選手、ありがとうございました。どうぞご着席ください。それではここから、本日ご来場のメディアの方よりご質問をお受けしたいと思います。まずは代表質問からお受けいたします。係の者がマイクをお持ちいたしますので、まずテレビ朝日さま、お願いいたします。