「深刻さを大変重く受け止めている」日野自動車会見8月2日(全文5)
日野自動車は2日午後、記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「燃費試験などのデータ改ざんで経緯説明 日野自動車が会見(2022年8月2日)」に対応しております。 【動画】燃費試験などのデータ改ざんで経緯説明 日野自動車が会見(2022年8月2日) ◇ ◇
リコール台数は全部で何台になるのか
朝日新聞:リコール台数って全部で何台になるんでしたっけ。 小木曽:はい? 朝日新聞:リコールの台数っていうのは全部で何台になるんでしょうか。 小木曽:こちらは先ほど橋本から説明した内容を【少し 01:54:19】。 橋本:リコールにつきましてはE9で3月4日に公表いたしましたA05、4万6000台。今回E13C、2万900台でございます。合計で6万7000台ということになります。E8は今検証中ということでございます。よろしくお願いいたします。 朝日新聞:現時点で経営に与える金額的な影響っていうのは算出されてますでしょうか。 小木曽:今回追加で判明した市場措置に対する経営的なインパクトについてはただ今検証中、計算中でございます。3月に公表したA05のHCにつきましてはもう決算に織り込んでいるんですけれども、本日追加で公表した内容につきましてはただ今検証中でございますので、また明確になって会計的な確認ができ次第、公表させていただくことになると思います。 司会1:ほかにいかがでしょうか。それでは一番前の方、お願いいたします。
経営責任については3カ月後に判断するのか
NHK:NHKの【タニカワ 01:55:39】と申します。すみません、調査報告書が出たということで、まだ途中段階だとは思うんで、ある程度の節目ともなったと思います。今回の問題で、社長の進退含めた経営責任については、これ3カ月後にご判断されるということでよろしいですか。 小木曽:今回、特別調査委員会の報告書をいただいたところでございます。私も含めた現在の経営陣も過去の経営陣につきましても、報告書の内容をしっかり精査して責任の所在、見極めて厳正に対処、対応を決めてまいります。 あとこの3カ月って書いたものにつきましては、併せて、要は今までいる人を処分するだけでは将来に向けての再生の対応ができませんし、足元の経営執行自体ができないとお客さまへのご迷惑が続いてしまいますので、3カ月をめどに今後の対応の方策、体制も含めて明確にしていきたいと思っております。その都度明確になったことでお伝えをする必要が出ましたら、そのときごとにご案内をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。 NHK:ありがとうございます。引き続きお聞きしたいんですけども、小木曽社長も2021年に来られたというところで、その視点で見たときにこうした不正が20年近くにわたって続いていたことについてはどうお感じになってらっしゃいますか。 小木曽:2021年の2月から顧問で参り、6月に前社長の下より社長を引き継ぎました。すでに北米に端を発して調査をしているというお話をしましたとおり、調査は開始しておりました。国内の調査をもう開始しておりましたが、やはりこれだけの長きにわたってこのような問題とともに会社の中に長期間埋もれていたというのは、今回の調査報告で初めて伺いました。この状況の、やはり深刻さ、重さを大変重く受け止めてる、私自身としても非常に重たく受け止めている状況でございます。 NHK:歴代の経営陣も見抜くことができなかったというところ、これについてはいかがですか。 小木曽:私が過去の経営陣に調査報告書をいただいた状況で言及することはなかなか難しい状況でございます。どちらかというと私が言えるのは、長きにわたりお客さまをはじめとしたさまざまな日野を支持してくださった方々を長期間に裏切ってしまったこと、それを正すことができなかったことを、たすきを渡していただいた自分自身がやはり重く反省し、次に向かって対応を立てるしかないというふうに思っております。過去の事象には私そのものは戻れないですけれども、大変残念で申し訳ないなと思っております。 NHK:承知いたしました。ありがとうございます。 司会1:それではこちらの一番後ろから2列目の方、お願いいたします。