大阪府・吉村知事が定例会見4月6日(全文2)基本的対処方針を変えるのは可能じゃないか
入院施設のある病院は対応をお願いしたい
先ほどの往診チームは単身の、保健所の要請に応じて、通常の自宅にも当然往診は行きますから、100のチームは。そういった高齢者の方の住居環境というか、これ、病院に入院中も含めて、そこの体制を強化するというのが重要だと思っています。 法改正や、この指定感染症の扱いについてもなかなか変わりませんので、基本的対処方針を変えるというのは、僕は可能じゃないかと思ってるんですけどね。基本的対処方針にぜひそういったことも盛り込んでもらいたいと思っていますし、もうこれからはできるだけ多くの病院が、オール医療の体制でコロナに、コロナだからもう全てシャットアウトするんではなくて、コロナに対応すると。もちろんそれぞれの病院の対応レベルというのはあると思いますが、初期治療については、飲み薬なんかもできているわけなので、あとは点滴治療薬も、医療機関にとっては難しい処置ではありませんから、重症病床を診てくれというわけではありませんので、初期治療を早くするという点について、入院施設のある病院については基本的に全て対応をお願いしたいというふうに思っています。 また、もともとそこの病院に入院されている方なので、ほかの治療もされているはずですから、そのほかの治療も継続しながらということになるので、その病院でコロナの初期治療もするというのが最も僕は適していると。これは僕がというより、健康医療部もやはりそういう考え方ですし、議論を重ねた上での結論でもありますので、ぜひそこは。あとは医療審議会、大阪府の医療協議会でも方針決定をいたしましたから、それを今後は広めていくという作業をしていきたいと思っています。
残り800床も5月で運営終了の予定か
時事通信:もう1点、大規模医療・療養センターについてなんですけれども。デルタ株とオミクロン株の特性の違いもあって6波では利用者数がそれほど多くなかったかと思うんですが、現時点で中等症200床についてはすでに運営を停止していると思うんですが、残りの800床についても予定どおり5月で運営を終了する予定なのか、お聞かせください。 吉村:今の状況が続けば5月で終了するという判断をします。これはもちろん閉鎖の準備もありますから、そういった意味では、ただ、ちょっとまだ4月がどういう状況になるか分からないので、まだ最終判断はできませんが、今の状況が続けばそういうことになると思います。若い世代、現役世代の方、もうこれは保健所に登録がなくても、あるいはマイカーでも大丈夫ですというお知らせもしていますけれども、今はもう自宅療養が基本的なベースになってきています。若い世代、現役世代の方が、どんどん肺炎で酸素が必要になるっていう方が、実際申し上げて統計上ほとんど出てないという状況にもなってきてますので、ゼロではないんですけれども、なってきてますので、そういった意味では一定、自立の生活を、自立の生活というか、介護とかそういったことを想定していない方が入所されることが前提、第5波のデルタ株まではそういった方も重症化したわけですけれども、そういった方が非常に少ないという状況の中では、この大規模療養センターについて継続するということには、なかなかならないだろうと思っています。 むしろ逆に先ほど申し上げたとおり、もう非常に高齢者施設であったり、そういった非コロナの医療機関、そこに集中的に支援策を強化する、あるいは高齢者の、独居の高齢者であったり、そういった方への支援策を強化するということを中心とした対策を取りたいというふうに思っています。 司会:次どうぞ。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月6日 全文3に続く