大阪府・吉村知事が定例会見4月6日(全文2)基本的対処方針を変えるのは可能じゃないか
関係者からどのような声が上がったか
時事通信:幹事社の時事通信の八木です。昨日、新型コロナの未対応病院の関係者の方を集めた連絡会議が開かれ、早期治療への協力を求めたかと思いますが、会議の内容と、関係者の方からどのような声が上がったかをお聞かせください。 吉村:この会議自体の中身はまだ報告を受けていません。ただ、この会議をやることの報告は受けていますので、中身についても報告は受けています。この趣旨とすれば、特に非コロナ病院を対象にして会議を行いました。コロナ病院、大阪全体で500、入院施設のある医療機関は大阪で500ありますが、そのうちコロナの対応をしている病院は、200病院が入院等の受け入れの対応をしてくれています。300の病院は非コロナ病院ということで入院等の受け入れ等をされていないという状況です。 ただ、第6波で経験をいたしましたが、これはもう感染が非常に広がってくると。どこでいつ誰が感染してもおかしくない。非コロナ病院でも入院されてる方、あるいは外来等を通じて、そこから感染がいつ起きてもおかしくない。で、実際に起きたわけです。非コロナ病院で起きたときに、やはり初期治療は大事なので、そこで初期治療をせずにコロナの入院の病院を待つということになると、やはり初期治療が遅れる、コロナ治療が遅れるということになります。これはコロナの入院患者を受け入れてくださいということではなくて、そこでそもそも入院している方がもしコロナに感染したことが判明したら、まずそこで初期治療をやってくださいという要請になります。
高齢者施設と医療機関で半々ぐらい
これについて、もう1つ大きな理由としまして、先ほど申し上げた高齢者施設の話を先ほどいたしましたが、大阪でお亡くなりになられた方、居所が判明している方でお亡くなりになられた方、コロナで、第6波でお亡くなりになられた方がもともとどこにいらっしゃったかというのを分析いたしますと、75%が高齢者施設にもともといた、あるいは医療機関にもともといた、別の病気で入院してた、あるいは高齢者として長期の入院をされてたというような方が多いということが判明をいたしました。だいたい高齢者施設と医療機関で半々ぐらいです。 ですので高齢者の皆さんの命を守るという観点から見たときに、やはりこの高齢者施設はもちろんですけども、非コロナ病院で入院をされて、もともと入院をされて、なんらかの病気等をお持ちで抵抗力が下がってる方、ここに感染が広がったときに、すぐに初期治療をするということが非常に重要だというふうに思っています。これだけコロナが広がってくると、いつどこで起きてもおかしくない。ある意味全ての、入院施設がある病院では、初期治療は全ての病院で対応できるぐらいにしとかないといけないというのが基本的な考え方です。 ですので、それについて、倭先生ですかね、等を含めて、コロナの専門の治療をやっていただいている先生に研修をしていただいて、それほどこれは難しい、初期治療は難しいものではないんですよということの研修と会議、また大阪府の方針もお伝えをいたしました。それが会議の趣旨です。あと何か担当からありますかね。ちょっと僕自身が会議の報告まだ今日時点で受けてないですけれども、対応とレスポンス、会議に出席された方のレスポンス等は何かありますか。 男性:現時点では、すいません、ちょっと担当【部署 00:41:43】がおりませんので【*******00:41:45】。 吉村:また詳細、担当部に聞いていただければ、担当はお分かりかと思います。おそらくは、いや、やっぱりコロナ治療をしてないんだから、それはやっぱり理由があって、そこでやるとなると、またさらに広がってクラスターが大きくなったらどうするんだとか、いろんな懸念事項はあろうかと思います。