大阪府・吉村知事が定例会見4月6日(全文1)高齢者施設での感染対策を強化
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月6日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月6日) ◇ ◇
少し増えつつある傾向が見られる
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:まず大阪における新型コロナウイルス関連についてです。現状のご報告と、高齢者施設における検査体制の強化、医療体制の強化について併せて報告をさせていただきます。第6波を受けまして高齢者施設、そして病院、非コロナの病院を含めて、そこでもともと持病をお持ちの方とか、介護、重度の介護が必要になられる方に感染が広がると、どうしても入院、重症、お亡くなりになってしまうということがありますので、ここへの対策を集中強化したいというのが思いと、また基本的な方針でもあります。 まず新型コロナの状況です。現状はもうほぼ下げ止まりの状況となりました。これが第6波ですけれども、直近1週間を見ますと0.97倍です。その前が1.08倍です。ほぼ下げ止まった状態で、直近でいきますと、日々の状況を見ますと1.1倍というか、1.01倍ぐらいのところが多く出てきてますので、少し増えつつあるという現状だと思います。これはBA.2への置き換わりが進んでいると、そしてまた年度替わりの人の動きが増えるということにも関連してるというふうに思いますが、現状下げ止まりであり、少し増えつつある傾向が見られるというのが現状です。
基本的な感染対策をお願いしたい
検査と陽性率についても同様です。感染が広がってくると、どうしても陽性率も高まってきますので陽性率も1つ参考にはなるんですが、この赤いのが陽性率ですけども、やはり直近見ますと少し増えてきてる傾向にあるという状況でもあります。また無料検査、これは市中においての薬局等で行われてます無症状の方の検査ですが、これもやっぱり市中感染が広がると非常に増加する傾向が見られます。一番多かった1月の末から2月の上旬ぐらいにかけてはだいたい14.1%、これは無症状検査でもそれだけの数字になっています。直近見ますと5%から3%と下がっていましたけれども、直近の1週間でいくと4%ということになってますので、少しですけども上がっているという状況です。自費検査については3.1%から2.5%、少し減ってますけれども、ここについては検査件数がもともとこっちは4000件でこっちが4万件ですので、大きな傾向とは言えませんが、新規の陽性者数含めて少し、もうこれ下げ止まりは下げ止まりになって少し増えているというのが現状だと思います。 その内訳を見ますと、年代でいくと20代、30代です。10代の方が非常に多いという状況になりましたが、逆転いたしまして20代、30代の方のほうが多いという現状に今なっています。10代の方、それから高齢者の方、世代、40代、50代については横ばいか少し下がってる傾向ですけれども、20代、30代の方が少し増えているという状況です。これが年代別の移動平均、7日間をまとめた移動平均の前日増加比ですけれども、10代以下を見ますと1か零点九幾らということで、これは、0.9ということは減っているということですが、これを見ますと20代、30代のところで1を超える日が4日連続続いているという状況です。 超えてる数字の割合もそこまで大きくない数字にはなっていますので、これが新たな波とは当然、今の段階では言えませんが、いわゆるわれわれがやってる見張り番指標は、20代、30代の非常に行動範囲が広い方の感染がぐーっと上がってくると、そのあと釣られて大きな波ができるという傾向もありますので、事前に作っていた指標、専門家の意見を参考に作っていた見張り番指標の数値は1を超える日が4日連続で続く場合に見張り番指標を鳴らすという、お知らせするという状況ですが、それが今、大きな、1を大きく超えている数字ではありませんが4日連続超えましたので、昨日もうお知らせしたところであります。基本的な感染対策をお願いしたいと思います。