「古川飛行士にバトンつなげたい」若田宇宙飛行士が会見7月21日(全文3完)
平和な世界築くために日本がプレゼンスを発揮する現場
あと、非常に重要なのは、その国際協力プロジェクトに日本が入っているっていうことですよね。これは日本という国が科学技術創造立国として果たしていかなければいけない責務の1つだと思いますし、こういった活動を通して、私たちの技術によって、技術的な恩恵だけではなくて、より平和な世界を築くためにも日本がプレゼンスを発揮している、まさに現場だと思いますので、そういった、自分の国に対する矜持を持って、自分ができることをきちんと果たしていかなければいけないというふうに思いますので、そういう意味で、ミッション成功に向けて全力を尽くしたいというふうに思います。 航空ジャーナリスト協会:人生100年時代ですので、これからも最高齢を目指して頑張ってください。 若田:ありがとうございます。頑張ります。 司会:ありがとうございます。ではそろそろお時間かと思いますが、最後に1つか2つ、いかがでしょうか。最後のラウンドになりますけれども、よろしかったでしょうか。はい。それでは質疑応答のほうはこちらのほうをもちましておしまいにしたいと思います。それでは、若田さんも長い時間、質疑応答ご対応お疲れさまでございました。このあとじゃあ若田さんのほうから最後に一言、まとめのお言葉を頂戴できればと思います。よろしくお願いします。 若田:はい。今日は長い時間、たくさんの素晴らしいご質問をいただきまして本当にありがとうございました。これから打ち上げに向けた時間、限られてますけれども、体調管理、きちんと留意して、ISS・「きぼう」利用の成果をきちんと出していけるように全力を尽くしたいというふうに思います。これがやはり地球低軌道のさらなる利用の拡大、そして月探査へとシームレスにその成果がつながっていくように尽力したいと思いますし、私の次に来年、宇宙飛行をする予定になってる古川聡宇宙飛行士にきちんとバトンをつなげていきたいというふうに思いますので、皆さん、これからもどうぞ応援のほうをよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。 司会:ありがとうございました。以上をもちまして記者会見のほうを終了とさせていただきたいと思います。YouTube配信のほうもこちらで終了になります。ご視聴ありがとうございました。ご参加ありがとうございました。 (完)【書き起こし】若田宇宙飛行士が会見7月21日