【40代・50代のビタミンD活】「花粉症の症状はビタミンDで改善する」は本当だった!
ビタミンDがどんなに健康にいいと言われても、健康を害していない人にはピンとこないかもしれない。でも、花粉症の症状に悩まされている人はどうだろう? 薬に頼りたくない人がビタミンDで救われた話はよく聞く。どれだけ真実なのか? 17年前からビタミンDの作用を実感し、情報発信してきた医師、斎藤糧三さんに伺った。
やっと解明されてきた! ビタミンDの驚きの効果
ここ10年ほどで、世界中でビタミンDに関する研究論文が急増! つまり、これまで知られていなかったビタミンDの役割が、ようやく明らかになってきた。 ビタミンDがほぼすべての身体の機能にかかわり、ビタミンDこそが健康寿命を左右する…ということは第1回※でお伝えした。今わかっているだけでも、たくさんの作用がある。 ※詳しくは<【40代・50代のビタミンD活】あなたは足りている?健康寿命を左右する「ビタミンD」不足度を今すぐチェック!>参照。 ビタミンDが花粉症をはじめとする現代病にかかわっていることを告げる本を、すでに2012年に出していた斎藤先生。 「ビタミンDの骨を強くする働きは有名でしたが、それに加えて、免疫を正常に働かせる作用もあることを知ったのは2007年。アメリカの機能性医学学会でのことでした。 そこで『もしかすると、花粉症はビタミンD欠乏症のひとつなんじゃないのかな?』と気づいたんです。その後、花粉症の症状がひどい関係者にビタミンDを摂取してもらったところ、なんと症状は1時間ほどで軽減。 その効果に驚くと同時に感服し、改めて“花粉症の解決策”として、ビタミンDの啓蒙と普及に努めようと思いました」 花粉症の予防と治療のためには、高濃度ビタミンDサプリメントが必要になり、自ら開発したのも2009年のこと。そう、斎藤先生にとって「花粉症にビタミンD」はもはや常識なのだが、まだ知らない人も多いかもしれない。 それでも、その頃から、ビタミンDによって花粉症の症状が改善された論文、ビタミンD欠乏を改善してアレルギー性鼻炎が軽減する、アトピー性皮膚炎が緩和する、という論文も続々出て、いよいよビタミンDと花粉アレルギーの関係が解明されてきた。