送り先拡大と多車種維持「社員と会話して軌道修正図る」日野自動車会見8月2日(全文7完)
日野の社員は非常に素直で真面目
小木曽:今回、特別調査委員会で多岐に調べていただいた結果を真摯に今受け止めている次第でございます。一方で、日野自動車そのものも社員の職場風土のアンケート等はこれまでもずっと取ってきております。当然アンケート結果というのは、何千人の社員の声がございますので、どこの部分をどう捉えるかというのはありますが、自分は、社員、現場で何が起きているかというのは大変気になる性格、それから、昨年から社長というポストでやってまいりましたので、そのアンケート、日野で実施したアンケートも夜な夜な全部読んだりしております。その中にこういった意見も入っていたことは当然、気付いておりましたので、よりこれを真正面に受け取ってやっていきたいと思います。 これは、上から下へパワハラっていうような言葉だと、ちょっと言葉だけが先に走って誤解を得てしまうこともあるかもしれませんが、やや日野の社風、社員というのは非常に素直で真面目っていう面がございますので、やはり上下の関係があると、言われたことをとにかく守ろうとする。問題があっても守ろうとすると。 こういった傾向から、なかなか下から上に上がりにくかったということもやはりハラスメントという以前にあったと、あると認識しておりますので、この辺りも会社としてやはり、仕事の現場、これは製造の現場でも開発の現場でも、お客さまの営業の現場でも、そういう現場で起きていることが最も会社の中で優先順位が高く、そこを中心にみんな仕事しようよというふうに変えていくと、ネガティブなワーディングということではなく、より良い方向へ、この日野の社風をベースに良い方向へ持っていくことができるんではないかと考えておりますが、これは社長1人ではできないことですので、関係するマネジメント層から1人1人の元気な新入社員まで、一緒になって考えて対応をしていきたいと思っております。 朝日新聞:ありがとうございました。 司会2:ただ今、オンラインでのご質問をお受けしております。ご質問のある方は挙手ボタンを押していただけますようお願いいたします。ただ今、オンラインでのご質問を受け付けております。では会場のほうにお戻しいたします。 司会1:それでは会場の皆さま、はい。じゃあ一番前の方、お願いします。