小池都知事が定例会見12月18日(全文1)新型コロナで献血者数が減少
宿泊療養施設の紹介動画を作成
これまで65歳以上の高齢者については、一律に入院という形で、保健所のほうから、この65歳以上の方はそれぞれ病院のほうにお入りをいただいてきたわけでありますけれども、今後、基礎疾患がない、70歳未満の方につきましても、宿泊療養施設での受け入れを検討してまいります。これ、きのうの賀来先生のアドバイスもございました。 そしてこれは医療機関などの負担を減らすためにも、また宿泊療養の活用をさらに進めていくという必要がございます。軽症、無症状の方が安心して療養生活を送れるように、都の宿泊療養施設、こちらについても、どんなところかなというご質問もございましょうから、動画を作っております。ちょっとご覧いただきたいと思います。 小池(VTR):東京都では、軽症や無症状の方が安心して療養生活を送ることができる宿泊療養施設を運営しています。療養生活中は体温などの健康状態をスマホで入力していただきます。常駐している看護師さんが、入力された情報を確認、健康状態に応じて、医師がリモートで問診を行う体制も整っています。こうしたICT技術も活用しながら、療養される方の精神的負担や、スタッフの感染リスクなどの軽減を目指しています。ペットと一緒に療養できる施設も運営しています。実際に療養された方からは、ペットと一緒だったので安心して過ごせました、との声が寄せられています。 小池:はい、ということで宿泊療養施設がどういう形で運営されているのか、ペットと一緒に入れる施設がどうなっているのか、ご覧いただいたとおりでありますが、これはちょっとショートバージョンになっておりまして、フルバージョンがございます。これをまた東京動画のほうで見ていただきたいと思います。
大みそか終夜運転の中止を要請
軽症、そしてこの動画でご覧いただきましたように、施設でのロボットの活用、看護師さんによる健康観察、そしてリモートでの問診などの様子のほか、ペットと一緒に療養できる施設のご紹介もしたところであります。ぜひ軽症、そして無症状の方には大切なご家族やお友達などに感染させないように、ぜひこの宿泊施設における療養をお願いしたいと存じます。ということで、今のダイジェストに加えて全てフルのバージョンがありますので、東京動画、そしてSNSで発信をしております。ご覧いただければと思います。英語での動画も作成しておりますので、そちらも有効に生かしていただきたいと思います。 それから先日、生活圏と経済圏を一体としております1都3県、東京、埼玉、千葉、神奈川、この1都3県が共同で鉄道事業者、そして国に対しまして大みそかの終夜運転の中止を要請いたしました。そのうちJR東日本については、今日のお昼前に中止を発表されましたし、また都営地下鉄については関係の各社と調整の上で、今年は大みそかの終夜運転を行わないということといたしまして、このあとの公表となります。真っ先に小田急さんなどもこの大みそかの終夜運行を停止されるなど、この点でも各事業者の皆さま方にご協力をいただいております。 それから1都3県でありますが、来週21日に1都3県の知事でテレビ会議を実施いたします。年末年始に向けた取り組みに関しての首都圏の情報共有、そして意見交換を行ってまいります。このように1都3県、これまで以上に連携を深め、そして感染の拡大防止で全力を協力して当たっていくということでございます。 それから医療従事者の皆さんには今、最前線で、たったこの今も奮闘いただいているわけでございます。その思いに応えるという意味でも心遣い、これを忘れずにお願いをいたします。お1人お1人の新しい日常、正しく予防、この行動を徹底していただきたいと思います。 それから繰り返しの申し上げになりますけれども、この年末年始は感染拡大をストップさせるための特別な時期になってまいります。そしてかねてより申し上げておりますが、東京都としての3本柱、つまり死亡者を出さない、重症者を出さない、医療提供体制の崩壊を防ぐ。この3つの柱で都民の命を守る。そのための皆さま方のご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。