小池都知事が定例会見12月18日(全文1)新型コロナで献血者数が減少
営業時短要請、ここまでの総括を
毎日新聞:ありがとうございました。12月幹事の毎日新聞の古関です。3点、質問させていただきます。1点目が営業時間の短縮要請に関してです。当初の期限だった17日が過ぎまして、1月11日まで要請を延長されております。ここまでの中間的な総括をお願いいたします。 小池:まず11月28日からスタートしましたね。多くの飲食店の事業者の方々のご協力を得て、時間を短縮して営業していただいたということであります。それから職員によるステッカー掲示店舗への現地確認にも行った際に、営業時間短縮への協力要請も併せて行っております。 一方で感染者数はいまだに高止まりの状況でありまして、そのために医療提供体制の確保、都民の皆さんの命を守り抜く、そのための年末年始の取り組みを加えたところでございます。こうした観点から会食や人出が特に増える年末年始でございます。年明けの9日からの3連休の時期、徹底的な対策を講じていくということといたします。事業者の皆さま方には年末年始のかき入れ時に、誠に心苦しいところでございますし、さらなるご負担をお掛けいたしますが、何とぞご理解、ご協力をお願いしたいと存じます。
コロナ患者のベッド確保、一般病床とどう調整するのか
毎日新聞:2点目が医療提供体制についてです。きのう、コロナ患者のベッド、4000床を確保するよう医療機関に要請されたと発表されましたが、多くのベッドを確保すると一般の病床にしわ寄せがくるというような指摘もございます。その辺りはどのように調整をするお考えか、お聞かせください。 小池:きのうのモニタリング会議で、これまで感染の拡大が赤に加えて、今度は医療提供体制のところも赤がともりました。これは引き続く増加傾向に伴って、コロナの患者さんのための医療と、それから通常の医療と両立が困難な状況になったというコメント付きでございました。厳しい状況であると認識をいたしております。 医療機関の皆さまにはご苦労お掛けするわけですし、ましてや年末年始ということもあります。さらには病院によっては1月からずっと防護服を着て闘っていただいているわけであります。さらにここに加えてできるだけ多くの医療機関にご協力の依頼ということになるわけでございますが、しかしここは皆さま方のご協力を引き続きお願いをしたいと、このように考えております。それから多摩地域の専用医療施設での受け入れとも併せまして、できるだけ通常医療への影響を抑えられるように対応してまいるということであります。 それから新規陽性者数の増加を抑制するというのが最も効果的ということでありますが、そのためにも年末は皆さん、強い危機感を共有していただいて、よりいっそうの感染拡大の防止をお願いしたいと思います。そして何度も申し上げて恐縮ですけれども、3本の柱は死亡者を出さない、重症化、重症者を出さない、医療崩壊をさせないということでございますので、どうぞ感染拡大防止のご協力をよろしくお願い申し上げます。 毎日新聞:では最後の3点目です。IRについてお伺いします。本日政府がIR整備の基本方針を閣議決定しました。申請を9カ月遅らせるっていうような内容ですけれども、東京都として今後の対応を教えてください。 小池:国がIRの整備に関する基本方針を閣議決定したということをベースとしてのご質問かと存じます。このことについては、決定したことについては聞いておるところでございます。また国として観光政策を進めるという判断の下での今日の決定ということと認識いたしております。また都とすればメリット、デメリットの両面がございますので、今回、示された基本方針も踏まえて引き続き総合的な検討を行っていくという姿勢に変化はございません。 毎日新聞:幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問のある社は挙手の上、知事の指名を受けた上で名前と所属を名乗って質問をしてください。