大阪府・吉村知事が定例会見1月6日(全文2完)コロナ克服して元気な大阪取り戻したい
飲みに行っても問題はないのか
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉でございます。府民への呼び掛けの部分なんですけれども、一応従来のものを、予防対策を徹底してほしいというふうな発言だったと思います。【****00:33:04】確実に守っていれば、今までどおり、今までどおりっていうのは変な言い方ではありますけれども、通常の経済活動、例えば食事等、飲みに行っても問題はないというのが府知事をはじめとした府のお考えなんでしょうか。 吉村:問題ないとまではやっぱり言い切れません。というのは、どれだけこのあと感染が増えていくのか、あるいは、最も注目すべきは重症化率だと思っているんですが、それがまだちょっと見えにくいというところがあります。今はまだ病床は逼迫してないですよ。重症化、重症者についてもまだゼロですし、全体としてもお2人で0.3%ですから。 ただこの先はなかなかちょっと読めないと。陽性者数が増えれば、やっぱり母数が増えるわけですから、率が低くても重症者が出てくるのは、これはほぼ間違いないと思っているので。ただそれがどのぐらいの割合か、専門家も示してもらいたいけど示してもらえてないし、やっぱり分かんないということだと思うので、本来は大阪の症例を含めて、東京や沖縄の症例も含めて、国においてこの情報を集約して、どのぐらい重症化するんだろうか、どういう人が重症化するんだろうか、その情報をできるだけ早く出す必要があると思っています。 これは国民に対する説明もそうですし、あるいは自治体が対策を取る上でもやっぱりそれが非常に重要になってくるので、それをぜひ国にお願いしたいと思っています。これは大阪府として国に要請をします。
正確な情報をできるだけ早く公開するのが重要
もちろん大阪府の情報は分かっていますよ、われわれの中で。分かった上で大阪府の情報を共有し、そして、今は逆に言うと大阪府の情報しか分からないので、母集団がちょっと少ないですから、断定はできないですけど、そこは頭に入れながら今後の大阪府の判断基準にしていきたいと。おそらくほかのどの自治体も判断する上で貴重な情報だと思うので、今までのデルタ株にはないものだと思っています。感染が極めて拡大する力があり、一方で重症化がどうも低いんではないかと。結局は掛け合わせで重症者数が決まりますので、そこの正確な情報をできるだけ早く公開するということが重要だと思っています。それによって対策も変わってくるというのは頭に置きながら、今その過程にあると思っています。 なので、必ずしもこれをやれば大丈夫というものではありません。ありませんが、まず少なくともこれはぜひ徹底をお願いしたいと思っています。そして状況によっては、今後ステージが上がってくれば、上がらないかもしれないし、それはちょっと分かりませんけれども、上がってくれば、その時点において適切な対応をお願いするということになると思っています。 大阪日日新聞:すみません、ちょっと【参考 00:35:43】になってくるんですけど、【幾つも記者会見で*********00:35:48】含めてお伺いしたいんですが、「いらっしゃいキャンペーン」なんですけれども、これについては現時点においても継続の、例えば前倒しの中断とか中止とか、そこら辺のお考えは現時点ではないということでしょうか。 吉村:黄色信号をつければ、「いらっしゃいキャンペーン」については中断をします。新規予約は停止のお願いをするということになります。ただここは本部会議等で決定する必要があると思っていますが、今の段階で僕自身はそう考えています。 大阪日日新聞:ありがとうございました。 司会:そうしたらMBSさん。