大阪府・吉村知事が定例会見1月6日(全文2完)コロナ克服して元気な大阪取り戻したい
今後専門家に意見を聞くことは考えているのか
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。先ほど毎日新聞さんの質問の回答として、今後増えるだろうっていうふうに見方されているかと思うんですが、それでまん防など現時点では要請されないということなんですけれども、この辺りについて、要請するかとかどうかっていうのを全て含めて、対策本部会議などで専門家に意見を聞いたり、話し合うっていうことは考えられているのでしょうか。 吉村:はい。それについては考えてます。特に「大阪モデル」の基準、これはあらかじめ定めた基準がありますので、この基準で黄色信号を点灯することになれば、その段階において本部会議を開き、そしてどのように対策を取るべきかについて本部会議を開催したいと思っています。あした、あさっての数字がどうなるか、もちろんこれは分かりません。なので、それが分からない中でこういう基準を、分からないからこそこういう明確な、あらかじめの基準を定めていますので、この基準に達した段階で黄色信号をつける。黄色信号をつけるときには本部会議も開催をして、そして専門家の皆さんの意見もお聞きして方向性を定めたいと思っています。その方向性の中の1つとして、やはり医療資源の最適化というのは、より追求をしていきたいと思います。 昨日、発表させていただきました。これは、感染拡大力も含めて考えていきますけれども、どういった方が入院で、どういった方が宿泊療養で、あるいは自宅においても、今は現状、外来の病院というのも200病院確保していますし、それから往診の医療機関についても120の往診の医療機関を確保していると。オンラインで協力してくれる医療機関は約500あるという状況です。260の外来病院もあると。ですので、早期発見、早期治療、重症化を防ぐ、ここはもうみじんたりとも変わりません。この方向性は必ず貫いていきたいと思っています。これが非常に重要だと思っています。
黄信号がつく前後で対策本部会議を開くのか
ただ、これをどこでするのかっていうのを考えたときに、これだけ感染が拡大して、無症状で、軽症の人もたくさん出てくる中で、全てがやっぱり入院とか医療資源に集中すると、なかなかこれは医療としても持たないと。そしてその必要があるのかということに当然なってきますので、そこの適切な医療資源の在り方、ここをよく、さらに追求する必要があるんだろうと思ってます。ホテルについても1万室を確保いたしました。この1万室の中でも35施設あります。そのうち10施設については病院型ホテルとして、往診であったり、診察室をつくったり、いろんな治療がその場でできるようなものもつくりあげていますので、トータルでどういった人がどこで最初受けるのか。そしてもちろん重たくなれば、それは避けるべきなんですけども、病院はどこまでするのか、ここの体制、方針っていうのが非常に重要だと僕自身は感じています。 というのも今までの株と明らかに違うのが、強烈な感染拡大力があると。ただ、それが今までと同じように、デルタやアルファ株と同じような重症化率であれば、これはもう本当に厳しい状況になりますけど、ただ重症化率等を見ると、どうもそうではないよなというのもやはり、これはもう分析上も現場からの意見もあるので、なので、ちょっとここの正確な数字が本当に欲しいんですけれども、そこを踏まえて適切な戦略体制を構築したいと思っています。そういったことも本部会議で判断をしていきます。本部会議は開催することになると思います。黄色信号がつくという段になったときに。 毎日放送:今のお話を聞いていると、あくまで今すぐに対策本部会議を開いて話し合うというよりかは、黄色信号がつく前後で対策本部会議を開くというイメージでしょうか。 吉村:対策本部会議そのものは黄色信号がつくとなれば、その判断をする上で、基準を定めてますので、対策本部会議を開きます。ただ、今の僕の問題意識はもう府庁で共有していますから、何もやってないという訳ではなくて、専門家の意見も含めて聞いて進めていくということは、実務的にはやっています。ただ、本部会議を開催して意思決定するとき、その段取りとすればやはりあらかじめの客観的な基準を定めてますから、そのときに会議をするということになると思います。もし黄色信号をつけるとなれば、また、本当に申し訳ないですけど通天閣さんにお願いしないといけないし、さまざまなところにお願いすることというのは出てくると思います。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:そしたら最後、1名でよろしゅうございますかね。そしたらエルマガさん。