大阪府が高齢者施設「スマホ検査センター」開設 21日から開始・スマホやPCで検査申し込み
府の福祉部やスマートシティ戦略部などが協力して構築
吉村知事は、今回の導入について、府の福祉部やスマートシティ戦略部などが協力し構築したと説明。「より手軽に、便利に検査を受けられる仕組みをより強化することができた」と話す。 また、スマホだけで検査できる仕組みをつくることで、高齢者施設のクラスターを防いでいきたい。検査を受けやすい仕組みが必要と考え、大阪府全体でいくと施設職員だけで20万人、利用者入れると90万人になりますので難しい。府としてやれることとして、基本的な方針として、ちょっとでも心配があれば検査できる仕組みは必要だと思います。命を守ることにつながってくると思いますので、クラスター発生防止により力を入れていきたい」と話していた。
一日の検査数は現時点で最大500
会見では、一日の検査数についての質問もあった。それに対し、吉村知事は「一日最大500件から始めますが、必要に応じて検査会社と相談しながら増やしていきたいと思っています」と答えた。 また、この検査のメリットはなにかという質問には「メリットとしたら早いということで、保健所を通じる必要がない。その日のうちに空箱を取りに行ってもらって唾液を取って夕方までに渡せば翌朝には結果が出るので、かなりスピード感を持った検査になると思います。これに加えて、当然、今までの保健所の検査、かかりつけ医の検査を並行してやっています。少しでも心配だという方はこちらにやっていただければいいんじゃないかなと思います」と答えていた。
緊急事態宣言発令から1週間「必ず効果がでるものと思っています」
20日で緊急事態宣言が大阪府に発令されてから1週間がたったことについて吉村知事は「この間、多くの府民のみなさん、事業者のみなさんにご協力いただいていることに感謝を申し上げます。なんとか感染急拡大を抑えていきたいと思います。2月7日まで定められていますので、ご協力をおねがいします。宣言の効果は2週間後と言われていますので、緊急事態宣言の効果が出るとしたらなかなかすぐに出るものではありませんが、必ず効果がでるものと思っています」と府民に呼びかけた。