「市長の後継指名はしない」大阪・松井市長会見8月25日(全文2完)
大阪市の松井一郎市長は25日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年8月25日)」に対応しております。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年8月25日) ◇ ◇
自身の政界引退後、自民とのパイプをどうするのか
朝日新聞:すみません、朝日新聞の寺澤です。代表の退任後のことでお伺いしたいんですけれども。 松井:退任後のことは。 朝日新聞:退任後というか、次、新代表の体制になったことで、これまで松井代表の時代は個人的な官邸との関係であったりとかで、いわゆるIRだったり万博だったり、そういったものを、自民党とある種、そこは協力する部分もありつつ実現されてきたっていう部分があると思うんですけれども、今後、松井さんが政界を引退されたあとだったりってなると、そういった自民党とのパイプ、関係というんですかね、ていうところが見直されたりもするのかなとは思うんですけれども。見直すというか、そういった部分をどう引き継がれていくのかなという。 松井:いや、それは僕自身も党と、政党同士でいろいろな関係構築してきたのではなくて、僕は自民党出身ということもあって、政治家として20年やる中で、その間にいろんな人間関係ができてきたから、それは政党同士では考え方も違うとこもあるけど、逆に考え方が一致してる部分もあるけど、そういう中の人間関係をつくって、お互いに別に、この国を良くしていこうという目的は、目標は一緒なわけで、その良くする形っていうのが違うだけですから。これはどの政党も、共産党だって日本を悪くしたいとは思ってないと思います。
新代表に人間関係を引き継いでいくのか
共産党は共産党なりに固定観念というか、われわれからするともうすごく凝り固まった思想、信条なんだけど、でも共産党も日本のために政治やってるというのは、彼らもそこはそういう意識で政治を動かしているわけだから。 だからそういう目標は、考え方が違うんだけど、目標的には日本のためというのでみんな一緒なわけだから。だからこれは自民党とも日本の国のためになるのならば協力をするところは協力する。でも政策で違うところについては、それはおかしいよと言っていくのが僕は議会の役割だと思うし、これは本来、野党の役割というかね。自民党の場合は、これは与党で、国の政治はやっぱり議員内閣なんだから、国会でもう提案されてしまえば与党としてこれを反対するというのはちょっとなかなか難しいだろうけども。やっぱり、地方議会なんていうのは二元代表制なんでね。だからそういう、地方議会的な維新の会の役割っていうものをしっかり担ってもらいたいと、こう思いますね。 朝日新聞:これまでのIRだったり万博だったり、あとサミットの誘致だったりっていうところでは松井代表のある種、個人的な、菅さんだったり安倍さんとの良好な関係の中でいろいろ前に進んでいったっていう部分もあるかとは思うんですけれども、こういったところは次の新代表の方に、松井さんが引退されたあともそういう関係をつくれるように人間関係を引き継いでいくのか、それともそれはまた新しい執行部の体制の中で、その関係性とかは考えていくっていうべきなのか。 松井:人間関係なんていうのは人から引き継いでもうまくいきませんよ。自分でつくらないと。だから、これはもう僕の場合は、だからたまたま運が良かったというか、知事に就任したときに民主党政権で、民主党政権がもうがたがただったんで。それで当時の野党で、無役だった菅さん、菅代議士と、日本のためには、これはやっぱり政治変えていかないとねっていうところで意識が一致して、そしてまた自民党総裁選挙があり、あの総裁選挙でも、あのときに石破さんが総裁になってれば少しまた変わったと思いますよ。大阪と政府の関係も。