「市長の後継指名はしない」大阪・松井市長会見8月25日(全文2完)
新体制には国民の期待にどう応えてほしいか
読売新聞:すいません、読売新聞、三歩一です。弊社の世論調査についてなんですけれども、先月から今月にかけて早稲田大学と一緒に世論調査を行ってまして、結果を公表したんですけれども、設問で今後自民党に対抗できる可能性があると思う野党を複数回答で聞いたんですけれども、維新を挙げた人が最多の44%で、ほかに対抗できる政党がないっていうのが34%で、そのあと立憲民主党が29%で続いたんですけれども、維新が最多だったことについて、この結果どういう、受け止めがあればお聞かせいただけますでしょうか。 松井:やっぱ現実的な政策を提案してるからじゃないんですか。それは選挙においても僕や吉村さん、維新の首長っていうのは行政を動かしてますから、行政権を持って予算編成して、条例を提案したり行政を動かしてるというところで、その経験において維新ならなんでも反対っていうか、突拍子な、むちゃなことはしないんじゃないのっていうことで自民党をぴりっとさせる勢力として、期待値も込めて皆さん判断いただけたと思います。 読売新聞:あとすいません、ちょっと繰り返しになるんですけれども、代表、来春で政界引退はされますけれども、今後、新体制になっていくに当たって、今回、一応一定の期待は示されていると思うので、それにどう応えていってほしいというのがもしあればお聞かせいただけますか。 松井:だからもう何度も言ってるように、われわれはまずはもう当たり前のことですけど、掲げた公約をがむしゃらに実現するために、身分にこだわらずに活動していく、戦っていく。それからもう1つはまず納税者の、納税者の感覚で税金の使い方を決めていく。この維新のアイデンティティーを、僕はずっと初心忘れずっていうことを言ってますけど、これを忘れずそれぞれのポジションでそれぞれが活動すれば、おのずと期待値は高まってくるんではないかなと思います。だから国会議員だろうが地方議員だろうが、もうとにかく自分のバッジを着け続けたいために筋を外すとか、世の中の人から見てちょっと疑問を抱かすとか、そういうことが見えてくればこれはもうすぐに支持率っていうか、そういう期待値はしぼんでしまうと思います。 大阪日日新聞:ほかにありますでしょうか。どうぞ。