岸田首相が会見 物価高対策を発表(全文1)事業規模13兆円の総合緊急対策
観光船事故の再発防止に向けた施策は
フジテレビ:フジテレビの瀬島です。よろしくお願いします。知床の観光船の事故について伺います。ゴールデンウイークも含めて観光シーズンに突入しますが、同種の事故の再発防止に向けた施策をどのように検討していらっしゃいますでしょうか。また、検査や点検体制の強化など、従来の安全対策の在り方を見直す必要性があるとお考えでしょうか。 岸田:まず先ほど冒頭で私も申し上げさせていただきましたが、先日発生した観光船事故については関係機関が今、懸命に捜索活動を続けているところです。そして事故を起こした事業者に対する特別監査を実施し、安全管理対策実施状況などを確認中でもあります。そして再発防止策として、事故後速やかに全国の旅客船事業者に対し、安全確保の再徹底を指示し、現在、全国の運輸局によって緊急安全点検、これを実施しているところです。 そして、こうした対応を今取っているところですが、今回の事故を受け、徹底的な安全対策について考えていくことも重要であると考えまして、このため本日、国土交通省に対して法的規制の在り方も含めて、安全対策の在り方について検証、あるいは検討を行う検討会を立ち上げ、徹底的な安全対策を講じていくよう指示をしたところです。こうした検討会での検討もしっかりと踏まえた上で今後の安全対策についても考えていきたいと思っております。 司会:それでは次の方。読売新聞、宮井さん。
新しい資本主義の財源は
読売新聞:読売の宮井です。2段階のアプローチについて確認なんですけども、参院選後に新しい資本主義について具体化させる施策を講じるということでしたけども、これ財源については、また新しい補正予算を組んで参院選後の臨時国会に提出されるということでしょうか。 岸田:先ほど申し上げたように6月までに新しい資本主義のビジョンと実行計画、そして今年の「骨太方針2022」、これを取りまとめたいと思っています。そうしたものを明らかにした上で、これを具体化するのは、参議院選挙後、総合的な方策を具体化するということを考えております。内容についてあらかじめ申し上げることは控えますが、新しい資本主義のさまざまな実現に向けた施策、これをしっかりと進めていく。また、エネルギー分野等においても2050年のカーボンニュートラル等を考えましたときに、経済社会の構造変換にも取り組んでいかなければいけない、こういったこともしっかりリードしていけるような方向性をしっかり示していきたいと思っています。 それで今、補正予算を組むかという話ですが、これはしっかりとした方策をしっかり示した上で、そしてその必要とする財源については、しっかりしたものを示した上で考えていくというのが順番でありますので、今申し上げたものをしっかり示させていただき、国民の皆さんに理解していただく、これが重要であると考えております。 司会:その次の方。NHK、長谷川さん。 【書き起こし】岸田首相が会見 物価高対策を発表 全文2に続く