岸田首相が会見 ロシアに追加制裁(全文2完)代替策を確認しつつ適切な時期を考えねばならない
岸田文雄首相は8日、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「岸田首相が会見 ロシアへの追加制裁を表明へ(2022年4月8日)」に対応しております。 【動画】岸田首相が会見 ロシアへの追加制裁を表明へ(2022年4月8日) ◇ ◇
外交官追放で交渉窓口を閉ざすことにならないか
北海道新聞:北海道新聞の石井です。よろしくお願いします。先ほどの外交官追放の話なんですが、追放することによって漁業交渉などの交渉に今後対話の窓口を閉ざすことにはつながらないんでしょうか。 岸田:先ほどの外交官の退去を求めるということについては、先ほど申し上げたとおりでありますが、それに対する影響はどうかというご質問だと思いますが、これに対してロシアがどう反応するのか、それはいろいろなことが想定されます。ただ、先ほども、これも申し上げさせていただきましたが、具体的な対応は何も明らかになってないわけでありますから、今の段階で私のほうから仮定に基づいて何か申し上げるということは控えなければならないと思います。まずは日本の対応についてしっかり明らかにしていく、そして関係国や、やっぱり日本の国民の皆さんにしっかり理解していただく、これがまず大事であると考えています。 司会:それでは朝日新聞、池尻さん。
プーチン大統領のG20首脳会議出席意向をどう受け止める?
朝日新聞:朝日新聞の池尻です。ウクライナの侵攻に絡みましてG20の複数の会合についてアメリカが、ロシアが参加するならもう参加しないという考えを表明しています。これについて日本はどうするのか教えてください。また、プーチン大統領は11月のG20首脳会議に出席の意向と伝えられていますが、プーチン氏の参加の意向をどう受け止めているのか教えてください。 岸田:まずG20についてですが、まず国際社会はロシアによるウクライナの侵略によってロシアとの関係をこれまでどおりにすることはもはやできない、国際社会はそのように考えていると認識をしています。先般のG7首脳会合においても国際機関や多国間フォーラムはもはやこれまでどおりにロシアとの間で活動を行うべきではない、こういった点で一致をしております。 そして、その上でG20への対応ですが、G20へのロシアの参加については、まずは議長国であるインドネシアをはじめ、G20のメンバーと議論をしていかなければならないと思います。今後の情勢をよく踏まえた上でそうした議論を行い、そして適切に対応するということであります。今の段階で予断をもって何か申し上げるのは控えます。以上です。 司会:では次の方。それでは東京新聞の山口さん。