岸田首相が会見 物価高対策を発表(全文1)事業規模13兆円の総合緊急対策
日韓関係改善の機運をどう認識しているか
テレビ東京:幹事社のテレビ東京、篠原です。よろしくお願いします。外交についてお伺いします。韓国の尹錫悦次期大統領が派遣した韓日政策協議代表団が来日中で、韓国の新政権の日本重視の表れとの見方もあります。岸田総理も今日、代表団と面会されて日韓関係の改善は待ったなしと伝えられたということですが、岸田総理は日韓関係改善の機運について現状どう認識されていますでしょうか。また、関係改善には韓国からどのようなアクションが必要だと考えていらっしゃるでしょうか。 岸田:本日、今ご指摘のように韓国の政策協議代表団にお会いさせていただきました。面会では私のほうから、ルールに基づく国際秩序が今、脅かされている、こうした現下の国際情勢の中で日韓、さらには日米韓、こうした戦略的な連携、今ほど必要なときはない、日韓関係の改善、これは待ったなしであるということを申し上げました。さらには私のほうから、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり、そのためには旧朝鮮半島出身労働者問題をはじめとする日韓間の懸案の解決、これが必要であるということを申し上げました。これに対し先方からは、日韓関係を重視しており、関係改善に向けて共に協力していきたい、こうした旨の発言がありました。 いずれにせよ国と国との約束を守るということは国家間の関係の基本であると考えています。滞在中の政策協議代表団の皆さんとのやりとりを含め、韓国の新政府側の立場をよく見極めた上で日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づいて、尹次期大統領をはじめ、韓国の新政権と緊密に意思疎通を図っていきたいと考えております。以上です。 司会:ここからは幹事社以外の方からご質問をお受けいたします。ご質問を希望される方は挙手をお願いいたします。こちらで指名いたしますのでマイクにお進みください。それではフジテレビ、瀬島さん。