大阪府・吉村知事が定例会見5月18日(全文5完)憲法9条の議論は避けて通れない
大阪府の吉村洋文知事は18日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が会見 飲食店の人数制限、認証店で解除へ(2022年5月18日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が会見 飲食店の人数制限、認証店で解除へ(2022年5月18日) ◇ ◇
維新本部の憲法9条改正案をどう思うか
朝日新聞:朝日新聞の新谷と申します。維新の本部のほうが、あすの国会の衆院憲法審を前に、憲法9条の改正のイメージ案を発表しました。これについて、吉村副代表の受け止めや意義について、どのようにお考えになっておられるでしょうか。 吉村:それは、維新の国会議員団を中心にして議論をして、重ねた結果ですので、正式にまた発表されるんだというふうには思っています。今の時点で、何か僕のほうで詳しくやりとりしているというのはないです。 朝日新聞:そうしますと、まだ内容について詳しく見られてはいないというところでしょうか。 吉村:はい。見てないです。 朝日新聞:分かりました。ただ、1点、その中で、専守防衛を見直すべきではないかということを、先週、囲みや会見でも言及されておられたと思うんですけれども、その部分に関して必要最小限の実行、行使に限るという規定の部分の見直しというようなことになっております。これは、吉村副代表にとって、おっしゃっておられた専守防衛の見直しという意味と、ほぼ同じでしょうか。 吉村:やはりこれまで自衛隊、必要最小限度、必要最小限度というのは常に繰り返されてきましたけれども、本当に必要最小限度で防衛ができるのかというのは、非常に僕は問題意識を持っていますから、そこについてはやはり取る必要があると思っています。 さまざま、僕も今の発信をしているとおりですし、そういったことも含めて国会議員団で議論して、組織としての意見をまとめるわけです。この中には、やっぱり専守防衛の理念だけでは、今の中国の状況を見ても、北朝鮮、ロシアを見ても、これはやっぱり変えていく必要があるということも含まれていると、僕自身は思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。これまでも維新八策の中で憲法改正の案などは示されていたと思うんですけれども、憲法9条に対してここまで具体的にされたのは初めてなんじゃないかなというふうに思うんですが、それについての意義についてはどのようにお考えでしょうか。 吉村:まず、維新の会として基軸になるのは、これまで当然掲げてきた3つの憲法改正の骨子、ポイントです。これは教育の無償化、これは僕自身も強い思いを持っていますので、これからも訴えていきたいと思っています。教育の無償化、統治機構改革、そして憲法裁判所。そこに加えて、今回9条の。これはやっぱり極めて重要な項目ですから、維新として考え方を示して出すということになります。