「大阪モデル」緑信号に引き下げ決定 飲食店の人数制限の要請も22日で解除
大阪モデルが警戒解除の「緑色」に
「大阪モデル」緑信号に引き下げ決定 飲食店の人数制限の要請も22日で解除
大阪府は18日午後、大阪府庁で「第76回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、新型コロナウイルス対策として、認証を受けた府内の飲食店に要請している会食時の同一テーブル4人以内という人数制限について、22日をもって解除することを決定した。また、感染状況を示す府独自の基準「大阪モデル」を警戒を示す「黄色」から、警戒解除を示す「緑色」に引き下げることも決定した。 【動画】大阪府が新型コロナ対策会議 (2022年5月18日)
22日で同一テーブル4人以内などの要請解除
大阪府では4月末から5月初めの大型連休を受け、人の動きが活発になることから、府の感染対策認証制度である「ゴールドステッカー」の認証を受けた飲食店での会食時については、「同一テーブル4人以内などとする会食時の人数制限」を今月22日まで設定していた。 しかし、府内では大型連休が終わった後も新規感染者の数が増加するなどの大きな山が起きていない現状を受け、府の認証を受けた飲食店について、22日で人数制限の要請を解除することを決めた。 ただ、府の認証を受けていない飲食店などについては、5人以上のグループの入店がないよう要請するとしている。
現在の感染状況などを踏まえた上で緑信号に
吉村知事は会議で「現在の感染状況、病床の使用率、ワクチンの接種状況などを踏まえた上で、現在の大阪モデルの黄色信号については、緑信号に変えたいと思います。これに伴ってですが、府民のみなさん、事業者のみなさんに長くお願いしてきました感染対策をとってくれているゴールドステッカー認証店での同一テーブル4人以下、2時間程度以内という要請についても解除をします」と述べた。
知事「基本的な感染対策の徹底を」
しかし「感染状況ということについては、今後拡大する可能性も当然ありますし、日々3000人から4000人の陽性者が出ているのも事実です。府民のみなさん、事業者のみなさんには基本的な感染対策の徹底をお願いします」と注意も呼びかけていた。
「緑信号」BA2への置き換わりも影響した
会議終了後には吉村知事の定例記者会見が行われた。報道陣からは「黄色信号から緑信号に変わるということで、BA2への置き換わりは強く影響したか」という質問があった。 これに対し吉村知事は「影響した部分があります。変異株の置き換わりがある時、置き換わりの最中に大きな波が起きやすいというこれまでの経験でした。BA2への置き換わりを確認するのが重要だと思ってました。そういった観点では置き換わってしまえば、大きな波が起きるのは経験上少ないと。5月の上旬に府内では置き換わりがほぼ完了している状況です」と説明した。