大阪府・吉村知事が定例会見5月18日(全文5完)憲法9条の議論は避けて通れない
自分たちのことは自分たちで守る
だから本当に犯罪もなければ警察も要りませんし、でも犯罪があるから警察があって治安も守られていると、それは国内の話です。じゃあ国外との関係でいったって、世界の警察はいないわけですから。侵略を受けてきたときに誰が守ってくれるのっていったら、自分たちで守らなきゃ駄目だと。もちろん日米同盟が基軸ですけれども。自分たちのことは自分たちで守るという、そして平和や自由は自分たちでしっかり維持するんだということが極めて重要だし、その議論から逃げてはいけない。 で、その議論をしたからといって何か中国やロシアのこれが活発になるというんであれば、それはしなくても活発になって、気付かないうちにどんどん軍事のバランスがずれてしまう。そうなってくると、いざ有事が、有事も起きやすくなると僕は思っていますし、抑止力が欠けると、有事が起きてしまうと圧倒的な差で国民の命が奪われてしまう、自由が奪われてしまうというのはなんとか防ぎたい、そういう思いです。 だから本当は、こういったことは議論はしなくて済むんであればそれが一番いいし、別にやりたい議論ではないです。でも隣国がそうなっているという事実を何事もなかったかのように、もう起きない、何も絶対起きないんだという前提で過ごせる状況ではなくなってきているんじゃないかというのを考えるべき時期に来てるというふうに思っています。 朝日新聞:ありがとうございました。 毎日新聞:それではこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見5月18日