菅首相が「宣言」延長&「退陣」会見(全文1)接種加速化は間違いではなかった
総裁選不出馬はいつ決断したのか
読売新聞:読売新聞の黒見です。総理にまず、総裁選に出馬しないことを決められた経緯についてお伺いしたいと思います。総理は3日午前の党臨時役員会で出馬しない考えを表明されたんですが、最終的に決断されたのはいつ、どのようなときだったのでしょうか。当時、不出馬を表明する前までは党役員人事をやった上で衆議院を解散するという見方が多く出てたんですけれども、総理は衆議院の解散については当時、実際どのように考えておられたんでしょうか。 自民党総裁選には今、岸田前政調会長、高市前総務相が出馬を表明しておりまして、あしたには河野ワクチン担当相も出馬表明する見通しです。総理はどの候補を支持されますでしょうか。支持候補を明示できない場合は、どのような政策やスタンスの候補が後継者として望ましいのか教えてください。 菅:まず不出馬については、役員会の中で私、不出馬を宣言しました。最終決定したのはその出席する、決めて出席をしましたので、その時期であります。それと、解散についての話がありました。私自身も当然、解散ということは1つの考えとして、当然、総裁候補で任期が切れますから考えて、さまざまなシミュレーションを行ったということも事実であります。ただ、そういう中で、さまざまな状況を見ると同時に、やはり12日の宣言解除がどうなるかということは、常に私の頭の中にあったということも事実です。 そういう中で解除は難しいと、そういうこと等も含めて、それとこのコロナ対策と公務がありますから、これを行ってる中で総裁選挙に出馬していくというのは、そこはとてつもないエネルギーが必要だと、そういうことであります。そういう全体像を考える中で不出馬の宣言をいたしました。 まだこれ、告示になってないんですよね。まだ候補者も出そろっていないのではないかなと思います。これ、届出が17日でありますから、そうしたことを迎えた時点で判断をしたいと、このように思ってます。 司会:それでは、ここからは幹事社以外の方からご質問をお受けいたします。ご質問を希望される方は挙手をお願いいたします。こちらで指名をいたしますので、マイクにお進みください。それでは秋田魁新報の加藤さん、どうぞ。 【書き起こし】菅首相が会見「社会経済活動、正常化へ」 全文2に続く